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高額の高級車がなぜバカ売れ? トヨタ・アルファード&ヴェルファイアが成功したワケ

7/15(月) 11:40配信

WEB CARTOP

ハイブリッドが存在することが大きなアドバンテージ

 トヨタの最上級&最高級ボックス型ミニバンのアルファード&ヴェルファイアが絶好調だ。価格は売れ筋のHVで約500万円から。これまた人気の最高額グレード、HVエグゼクティブラウンジに至っては約735万円なのに、である。

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 2019年1~6月の乗用車販売台数ランキング&販売台数は、マイナーチェンジで顔つきが一層大迫力になったアルファードが13位で3万5265台と、ホンダ・ヴェゼルやトヨタC-HRより上。以前と違い、アルファードに水を空けられているヴェルファイアが25位、2万762台で、それでもマツダ・デミオやマツダCX-5を上まわる売れゆきだ。アルファードとヴェルファイアの総数は5万6027台にもなるのである。つまり、月に約9300台も売れ続けている。まさに大成功したミニバンである。

 一方、国産唯一のライバルである日産エルグランドは乗用車販売台数ランキングで50位にも入らない。2018年の1年間でも7313台。2019年5月は391台である。この違いはいったい……。

 今では3代目となるアルファードとヴェルファイアの人気を一躍高めたのは、2002年の初代デビューの翌年に、早くもハイブリッド車を加えたことが大きい。対する日産エルグランドは、現在でもハイブリッド車は存在しない。

 加えて、世界的にVIPが高級サルーンや、それをベースにしたリムジンから、高級大型ミニバンに乗り換え始めたことも大きく、アルファード&ヴェルファイア人気をけん引。VIPだけでなく、芸能人の送迎車にも多く使われている。

シートバリエーションの豊富さと装備の充実度も完璧

 その理由は明快だ。いかに高級サルーンが立派でも、乗降性、室内空間には圧倒的な差がある。アルファード&ヴェルファイアの場合、大開口スライドドアのステップ高は約350mmと低く、そこから約10cm高いフロアには、階段を1段上がるような姿勢で、じつにスムースに乗り降りできる。開口幅も2列目席の仕様によって異なるものの、約780mm前後もあるのだから、快適だ。

 しかも、2列目席は8人乗りのベンチシートはともかく、7人乗りのキャプテンシートはエグゼクティブラウンジ、エグゼクティブパワー、リラックスキャプテンの3種類を用意。

 身長172cmの乗員基準で、2列目席のひざ回り空間はそれぞれ約460/510/510~870mm(エルグランド最大430mm)もあり、頭上方向にしても255~270mm(エルグランド250mm)もあるのだから、狭さとは無縁。

 テーブルやUSBコンセント、ハイブリッドにはAC100V/1500Wコンセントまで用意されるのだから、移動するオフィス、控室として使え、便利このうえない。

 エグゼクティブパワーシート以上なら、旅客機のビジネスクラス、新幹線のグランクラスに匹敵する豪華な居心地さえ味わえるのだ(エグゼクティブパワーとエグゼクティブラウンジのシートは振動吸収ダンパーが入っていても、重く、重心が高いため、路面によってひじ掛けの振動が気になることもあるが……)。

 さらに、予約ロック機能を備えた世界初のスマートエントリー&プッシュスタートシステムや2列目席のパワーオットマン、快適温熱シート、LED調光機能付き読書灯など、VIPや芸能人の移動空間としてふさわしい機能、ホスピタリティが整う。もちろん、後席用モニターの用意もある。

 もちろん、一般ユーザーも気になる先進安全支援装備も今では充実。トヨタセーフティセンスが標準装備されるほか、Tコネクトナビゲーションによるオペレーターサービス、エルグランドにはないヘルプネット=SOSコール(救急車、ドクターヘリのGPSによる遠隔自動手配などのサービス)までそろうのだから、「安心感」に関しても最強である。

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最終更新:7/15(月) 21:07
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