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慈善活動でも注目集める米ビスタ、投資規模をさらに拡大へ

7/15(月) 12:00配信

Forbes JAPAN

米プライベート・エクイティ(PE)投資会社、ビスタ・エクイティ・パートナーズは7月11日、ソフトウェア企業のバイアウト投資を行うエンデバー2号ファンドが8億5000万ドル(約920億円)を調達、同ファンドをクローズしたと発表した。

共同創業者である富豪のロバート・スミスとブライアン・シェスが率いるビスタは今後、ソフトウェア業界にはこれまでなかった規模のディールを扱うことになると見込まれている。

年間定期収益が1000万~3000万ドル、かつ急成長を続けているエンタープライズソフトウェア企業の買収を目的とする同ファンドは、そうした企業を何倍もの規模に育てていくことを目指している。

差別化に成功

投資対象をソフトウェア会社に限定し、小規模のビジネスを大きく成長させてきたビスタの出資約束額は、すでに総額500億ドル以上となっている。

エンデバー・ファンドのポートフォリオ企業は、事業の拡大と成長に向け、ビスタに所属する125人のコンサルタントから支援を受けることができる。買収した企業へのコンサルティング・サービスは、20年近く前からビスタの事業の重要な一部となってきた。その他のファンドとの競争が激しさを増す中、同社の差別化に大きな役割を果たしてきたと考えられている。

創業者らと共にこのファンドを率いるのは、ビスタのもう一つのファンド「ファンデーション・ファンド」にいずれも10年以上にわたって関わってきたアラン・クラインとレネ・ヤン・スチュワートだ。2人は今後も、これまでのビスタの投資スタイルを継続していくことになる。

ビスタは顧客企業の日常業務に欠かせないサービスを提供するソフトウェア企業のうち、創業者が経営する企業を主な投資対象としている。そうした企業はニッチで専門的なサービスを提供するものが多く、顧客企業のビジネスの根幹の部分に関わっている。

そのため一般的に、顧客の定着率が高い。さらに、その顧客との深い関係は、新たなサービスや製品を提供することで、一層強化することができる。

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最終更新:7/15(月) 12:00
Forbes JAPAN

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