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KISSのポール・スタンレー、ロック史に残る珍言20選

7/15(月) 12:30配信

Rolling Stone Japan

今年12月に「最後の来日ツアー」の詳細をアナウンスしたKISS。フロントマンを務めるポール・スタンレーは、ステージ上でロックンロール史に残る珍言・迷言を多く残していることでも知られている。来日ツアーを記念し、ロックな名言20選をお届けする。

写真ギャラリー21点:KISSのポール・スタンレー、ロック史に残る珍言20選

KISSのギターヴォーカルを務めるポール・スタンレーは、画家や慈善家、ミュージカル作品のお目付役から作家に至るまで、様々な顔を持っている。また彼はステージ上で、ロックンロール史に残る珍発言を無数に残したことでも知られる。オーディエンスを煽り、爆笑を誘い、意味不明ながらも笑ってしまう発言の数々で、スタンレーは曲間さえもコンサートの見せ場にしてしまう。彼の珍発言をコンパイルしたブートレグ盤『People, Let Me Get This Off My Chest』に登場する傑作20点を紹介する。

1. 「君が舐めてくれたら、俺も舐めてやる」

『People, Let Me Get This Off My Chest』において、「地獄の回想」の冒頭でポールはこう問いかけている。「ここにいる女の子の中で、舌プレイが好きなコはどれくらいいる?」客席から返ってくる大歓声を受け、彼は当然のごとくこう問いかける。「じゃあ野郎どもはどうだ?舐められるのが好きなやつはどれくらいいる?」男性ファンたちは負けじと大歓声を上げ、ポールはそれならとばかりに理にかなった提案をしてみせる。「君が舐めてくれたら、俺も舐めてやる」誰もが納得のディールだ。

2.「Glögg(ホットワイン)大好き」

ストックホルムでの公演中、オーディエンスの心をつかむ達人のスタンレーは、スウェーデンにおけるホリデーシーズンの定番ドリンクの名前を口にした。彼のNoo Yawk訛りの「ö」は、会場のボルテージを一気に高めた。

3. 「ファンが手だけじゃなく脚まで広げてくれるのは、アメリカ広しといえどもこの街だけだ」

ファンクラブKISS Armyの最古の駐屯地のひとつであり、バンドの名前を一気に轟かせた『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』の舞台のひとつでもあるデトロイトは、KISStoryを語る上で絶対に外せない街だ。忠実なファンに敬意を示すべく、スタンレーは最高の褒め言葉を送った。

4. 「おぉ、なんてこった!」

「なんてこった(My goodness)」はポール・スタンレーが興奮した際に発する口癖のひとつであり、クイーンズ郊外訛りの豪快な鼻声で発音されるケースが多い。

5. 「緑色のものを何も身につけてねぇ!」

ポールは即興で優れたウィットを発揮する達人だ。これはコネチカット州のクラブToad’s Place(カエルの住処)で演奏した際に、彼が咄嗟に発したカエルにちなんだジョーク。

6. 「ここはヴァージニアのロックンロール首都か?」

リッチモンドのオーディエンスに向かって発せられた修辞的な問いかけ。それが遠回しな褒め言葉なのか、それともロアノークへの嫌悪感を示しているのかは不明だ。

7. 「乳製品がこの町の名産じゃないことは知ってるが、お前らの育てる牛はマジでビッグだ!」

スタンレーは各地のローカルネタを得意とするが、時にまったく無関係の発言をする。テキサス州サンアントニオのオーディエンスを前に彼が発したこのセリフはそのひとつ。ドラァグショーのMCを思わせるドスの効いた発音もインパクト大だ。

8. 「ちゃんと測ってるからな」

歓声の音量をモニターしていることをオーディエンスに伝えようとしたポールの発言。しかし一体何のために?誰が必要とするのか?ポールの自宅のガレージには30年分の記録が保存されているのだろうか?そうであることを祈るばかりだ。

9. 「ちょっと涼しくなってきたな」

「ホッター・ザン・ヘル」を演奏する直前にポールが口にした、他愛のない天気の話。

10. 「ロックンロール肺炎」

これも天気の話題。スタンレーは気温の低下が「ちょっとしたロックンロール肺炎」を引き起こすかもしれないと警告し、バンドは「悪魔のドクター・ラヴ」を披露した。
 
11. 「ピストルの弾を充填中」

「ラヴ・ガン」のリフを弾き始める前に、ポールが発したこのセリフは下ネタに他ならない。彼の「ピストル」と「短機関銃ウージー」が、ベッドで「6連発」をキメる。ピッツバーグのオーディエンスなら、誰もがその意味を理解したはずだ。

12. 「トニー・バード、奴はギターとキーボード、そしてクールエイドのエキスパート」

トニー・バードは一流のギターテクニシャンとして知られているが、スタンレーによると彼はクールエイド(粉末状ジュース)を美味しく作る達人だという。

13. 「こいつは覚えやすいぞ」

「狂気の叫び」を披露するにあたってポールが発したセリフ。彼が無意識のうちに明かした、キッスの全ての曲に共通する要素であり、バンドが収めた成功の秘訣だ。

14. 「今のはリハーサルだったってことにする!」

アトランティックシティのオーディエンスによる完璧には程遠いシンガロングを受けて、寛容なポールは彼らにやり直しのチャンスを与えることにした。2度目の挑戦は大成功に終わった。

15. 「俺の体で一番デカい部分はどこだ?」

「それは俺のハートだ」彼は気の利いた答えを披露した。Borscht Beltスタイルのおとり商法と同じくらい陳腐なやりとりだが、『スターチャイルド』への思い入れがダダ滑りを回避させている。

16. 「デヴィッド・キャンベル氏が指揮をとるメルボルン交響楽団、これがその実力だ」

この発言の一番のポイントは、これが実際に起きた出来事だという点だ。キッスと同オーケストラのコラボレーションは、ライブアルバム『Kiss Symphony: Alive IV』として発表された。1973年の結成時にはメンバーの誰も考えもしなかったであろうこの企画に、スタンレーは大満足だったようだ。

17. 「これはアルコールについての曲だ」

思った通りだ。

18. 「客の数と歓声のデカさは比例しない!」

「こんなに客の少ないショーは初めてだ」という、やや客入りの寂しいコンサートにおいて「地獄の回想」を披露する前にポールがオーディエンスに向けて発した、不思議と親近感の湧くセリフ。

19. 「盲目の人間の視界を開いてやることも、身体障害者を歩かせることもできない!」

ポール・スタンレーはロックの持つ力を信じているが、できない約束はしない。

20. 「選挙に勝つか負けるか、それはお前次第だ」

何の選挙を指しているのかは不明だが、スタンレーはこの発言の後にこう付け加えている。「もし俺たちが勝ったら、毎日パーティして一晩中ロックンロールする!」それは彼らの信条に他ならない。

Translated by Masaaki Yoshida

Rolling Stone

最終更新:7/15(月) 12:30
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