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スペインの名門で羽ばたく清水和也は 日本フットサルのスターになる

7/15(月) 6:17配信

webスポルティーバ

エルポソ・ムルシア/清水和也インタビュー 後編

 サッカーの日本代表では18歳のMF久保建英が存在感を示し、NBAのウィザーズに入団した21歳の八村塁は、デビュー戦でアリウープを決めるなどの大活躍を見せた。若手スポーツ選手の活躍は心が躍るものだ。そして、フットサル界にも世界のトップクラブで活躍する22歳がいる。

チリ戦、エクアドル戦にフル出場、ウルグアイ戦は途中出場だった久保建英

 スペインのフットサルリーグであるリーガ・ナシオナル・デ・フットボール・サラ(LNFS)のエルポソ・ムルシアに所属する日本代表、清水和也だ。エルポソ・ムルシアはサッカーでいえばアトレティコ・マドリードにたとえられる超名門である。

 2018-19シーズンから監督を務めるのは、2016年のフットサルW杯コロンビア大会で、アルゼンチン代表を初優勝に導いたアルゼンチン人のディエゴ・ジュストッシ監督。この点でも、ディエゴ・シメオネ監督が率いるアトレティコに似ている。惜しくもプレーオフ決勝でバルセロナ・ラッサに敗れたものの、新指揮官の就任1年目は2位という結果でシーズンを終えた。

 この名門クラブでプレーするまでに、清水はどのような歩みをたどってきたのか。

 スペインやブラジルでは、子どもはフットサルをプレーし、徐々にピッチの広いサッカーへ転向していくことが多い。しかし、日本ではサッカーから入る子どものほうが多いのが現状だろう。清水も小学4年生のころに、2歳年上の兄・誠也がクラブチームに入ったのをきっかけに、一緒にサッカーチームに入った。

「中学に進学してからは、学校のサッカー部とフットサルのクラブチームで並行してプレーするようになりました。自分たちの代になると、サッカー部の活動が主になり、フットサルをする機会は減りました。ただ夏に最後の大会が終わり、受験シーズンに入った時、同級生たちと息抜きでフットサルをやり、その楽しさにハマってしまったんです」

そして、その年に東京都ユース(U-15)フットサルリーグが発足。清水らは東京都選抜に選ばれ、名古屋遠征で名古屋オーシャンズと試合も行なった。そして、小学校時代から仲の良かった友人らと大会に出る過程で「高校でもフットサルをやろう」という話になり、都内のクラブチーム「フットボウズ」に加入することとなった。フットボウズでフットサルの基礎を学んだ清水は、高校1年の時にFリーグの「フウガドールすみだ」の下部組織である「フウガドールすみだバッファローズ」と練習試合を行ない、その時に須賀雄大監督と初めて言葉を交わした。

「その後、兄がフウガドールすみだバッファローズのセレクションに合格して、入団したんですが、クラブは負傷者が多く出て紅白戦をするにも人数が足りなくなっていたらしいんです。そんな時に須賀監督が『弟を呼んで来よう』と兄に提案したことから、高校2年生のときにフウガドールすみだバッファローズの練習に参加するようになりました」

 高校3年時の2014-15シーズンには、フウガドールすみだのトップチームに登録されFリーグデビューを果たす。11月に行なわれた名古屋オーシャンズ戦ではハットトリックを達成するなど、才能の片りんを見せた。その後、2015-16シーズンにはすみだの中心選手となり、日本代表候補にも選出される。さらにAFCU-20フットサル選手権に向けて、U-18フットサル日本代表が発足すると、清水はチームのキャプテンに選ばれた。

 2016-17シーズンには、29試合に出場して22得点を挙げ、すみだのエースへと成長。また、U-20日本代表のキャプテンとして出場したAFCU-20フットサル選手権タイ2017では、ベスト8で敗退するも5試合で6得点を挙げた。この活躍に関心を持ったのが、エルポソだった。エルポソはBチームでの育成を提案したが、トップチームでのプレーを望んだ清水は、一度オファーを断っている。

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最終更新:7/15(月) 6:17
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