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前半戦終了! ランキングトップはジョニー・レイ!

7/16(火) 0:18配信

webオートバイ

シーズン中盤、レイ怒涛の追い上げ!

そして第8戦イギリス。舞台はWSBK専用コースとなって久しいドニントンパークで、地元大会でバウティスタとのポイント位差を縮めたいレイは、ウェットレースとなったレース1で優勝すると、このレースでバウティスタが転倒リタイヤしたことで、なんとポイントランキングを逆転! 9ポイントリードで迎えたSPRでもレイが勝ち、バウティスタは4位となってポイントリードが15に拡大。そしてレース2でもレイが優勝、バウティウスタは3位に終わり、24ポイントリードで前半戦のヨーロッパラウンドを終えることになるのです。

そして、今週末に行なわれたアメリカ大会。舞台はMotoGPが開催されなくなって久しいラグナセカで、レース1でレイが優勝、バウティスタは転倒→再スタートするも17位フィニッシュでノーポイントレースとすると、SPRではトプラック・ラズガトリオグル(カワサキ)とスタート直後に接触して転倒! このレースは、一度マルチクラッシュで赤旗が提示され、リスタートするんですが、仕切り直しのレースにバウティスタは出場せず。レース2もスタートはするものの、1周を終わってピットに戻ってリタイヤ。アメリカ大会3レースをノーポイントで終えてしまうのです。

「トプラックとのクラッシュで左肩を痛め、メディカルセンターではレントゲンを撮って『骨折なし』とレース2出場にOKをもらったんだけれど、痛みが激しくて左手で(親指操作の)リアブレーキを操作できなかったから、レース2は1周を終えてピットに戻ったんだ。ヨーロッパに戻ったら、病院でさらに詳しい検査を受けるつもりだけれど、これから2カ月のサマーブレイクがあるからね。次のレースは全快して戻ってくるよ」とバウティスタ。

これでレイvsバウティスタのチャンピオン争いは、レイの433ポイントに対してバウティスタが352ポイントと、81ポイント差! これは、第4戦終了時にバウティスタがレイに対して持っていたアドバンテージ「53ポイント」より大きいものです! 
思えば、バウティスタの連勝がストップしたイモラから、ヘレス、ミザノ、ドニントンパーク、ラグナセカと続いた5戦14レースで、バウティスタが3勝に対し、レイが9勝。バウティスタが5つの転倒→ノーポイントレースを作ってしまったのに対し、レイは転倒→再スタートの5位はあったもののノーポイントはなし! これが大量リードができてしまった原因のひとつといえるでしょう。
さらに、バウティスタが勝てなかったイモラ→ドニントンパーク→ラグナセカは、今はWSBKしか開催されていないコースのため、バウティスタは走行未経験か、数年のブランクのあるコース。ここにも、バウティスタ苦戦の原因があるのかもしれません。
もうひとつ。WSBKには年間の仕様エンジン基数というのが決まっていて、確か今年は13戦39レース(すでに2レースが悪天候で中止になっています)で7基。ライバルのカワサキはもちろん、ヤマハよりBMWよりホンダよりレブリミットの高いドゥカティは、つまりはそれだけエンジンの消耗も早いはずで、ひょっとして今頃、ドゥカティのファクトリーでは
「レギュレーションで1万6350rpmまでOKもらったじゃん? でもちょっと距離ダメージがデカいから、ちょっとエンジン回転数落とす?」とかなんとか話をしていて、それがシーズン序盤の圧倒的強さに影を落とす結果につながっているんじゃ……と、これはあながち妄想話じゃないかもしれません。
あれだけ調子がよかった、勝ちまくって最強だったパニガーレV4Rとバウティスタが、いきなり戦闘力を失うとは考えられませんが、走行経験の少ないコースで、トップエンドのパワーを削がれたマシンで……となると、少しはバウティスタ失速の理由の一つかもしれませんしね。
サマーブレイクを挟んで、残り4レースは9・8ポルトガル、9・24フランス、10・13アルゼンチン、10・26カタールと、実にMotoGP未開催コースが4つのうち3つ! 1レースで最大62ポイント獲得できるWSBKでは、レイとバウティスタの81ポイント差は、ワンチャンスで逆転できる差でもあります。
まずはバウティスタ、けがを治してしっかり休んで、レイとvd・マーク&ロウズは鈴鹿8耐あるからね。休めないというか、ライディングの勘が鈍らなくていいというのか……。

■WSBKポイントランキング
(9戦・シーズン前半戦終了時)
1:ジョナサン・レイ(カワサキ)    433P
2:アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)  352P
3:アレックス・ロウズ(ヤマハ)     220P
4:マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ) 215P
5:レオン・ハスラム(カワサキ)     202P
6:トプラック・ラズガトリオグル(カワサキ) 191P
7:チャズ・デイビス(ドゥカティ)  184P
8:トム・サイクス(BMW)       170P
9:マルコ・メランドリ(ヤマハ)    138P
10:サンドロ・コルテセ(ヤマハ)  100P

中村浩史

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最終更新:7/16(火) 0:18
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