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フェデラーが9度目の優勝まであと一歩と迫りながら敗れる [テニス]

7/16(火) 7:30配信

テニスマガジンONLINE

「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)よりも多くのポイントを取った。

ウインブルドン2019|トーナメント表

 その日曜日、フェデラーは優勝まであと1ポイントと迫った最初のひとりだった。彼は第5セットに、2度そのようなチャンスを手にしさえしたのだ。

 実際、フェデラーはその歴史に残る試合で統計的にはあらゆる面で勝っていた。サービスエースで2倍以上、サービスブレークでも2倍以上、そしてウィナー数でも2倍近かった。

 それでも重要な唯一のカテゴリー、つまり最終的スコアでフェデラーは一歩足りなかった。彼は前年度覇者のジョコビッチに6-7(5) 6-1 6-7(4) 6-4 12-13(3)で敗れたのである。

 タイブレークにもつれ込んだ3セットのすべてを落とすことで、フェデラーはオールイングランド・クラブでの9度目、総じて21度目のグランドスラム・タイトルを拒まれた。それは実現していれば、彼がすでに保持している男子の最高記録を更新していたはずのものだった。

「今この瞬間には辛いし、そうあってしかるべきだ。ここウインブルドンでのすべての敗戦がそうであるように」とフェデラーは試合後に語った。

 彼のウインブルドン決勝での戦績は8勝4敗となり、このうち3敗は2014年と2015年のそれを含めてジョコビッチに対するものだった。

 このような胸が張り裂けるような敗戦から、どのように立ち直り奮起するかについてフェデラーはこう答えた。

「精神姿勢の問題だ。僕は先に進んでいくことに非常に長けている。なぜなら実際、素晴らしかったテニスの試合について失望したくないからだ」

 実際、本当に素晴らしいものだった。

 彼らは5時間近い4時間57分をプレーし、それを1870年以来開催されているウインブルドンでもっとも長かった決勝にした。フェデラーがラファエル・ナダル(スペイン)に対し、やはり敗れた2008年決勝で樹立された記録を破ったのだ。

※2008年ウインブルドン男子シングルス決勝(4時間48分) ナダル 6-4 6-4 6-7(5) 6-7(8) 9-7 フェデラー

「僕はその双方で敗者だ」とフェデラーは言った。

「だからそれが僕の目に映る、唯一の類似点だね」

 今回のカギとなる違いは、オールイングランド・クラブが今年から最終セットでも12-12となった際にはタイブレークを採用すると規則を変えていたことだった。

 この試合でのフェデラーは218ポイントを取り、一方のジョコビッチは204ポイントだった。

 更にフェデラーはサービスエース数でも25対10で勝り、ブレークの回数では7対3、ウィナーでは94対54だった。

 彼は15回試みたサーブ&ボレーで13ポイントを取り、65回ネットに詰めて51得点を挙げたことが見せる通り、ネットでもジョコビッチに多くのダメージを与えた。

「試合のほとんどで実際、僕は後手をとっていた。守備に回り、彼がプレーの主導権を握っていたんだ」とジョコビッチは振り返った。

「僕はただ戦い、もっとも重要な瞬間に道を見つけようとしていた。それが実際に起きたことだった」

 最終セットでフェデラーはブレークを果たして8-7とリードし、勝利をつかむため自分のサービスゲームに入った。そして彼は40-15として2つのチャンピオンシップ・ポイントを手にしたが、そのどちらをもものにすることができなかった。

 試合はそこからさらに45分続き、それ以降はフェデラーは2度と勝利に近づくことができなかった。

「あれらのチャンスを手にしていた訳だから、疑いなく辛い」とフェデラーは悔しさをにじませた。

 38歳の誕生日が来月にやってくる中、フェデラーはプロ化以降の時代にグランドスラム大会で優勝した最年長プレーヤーとなることも阻まれた。

「37歳でもまだ終わっていないと信じるチャンスを、ほかの人々に与えられるよう願う」とフェデラーはコメントした。

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

LONDON, ENGLAND - JULY 14: Roger Federer of Switzerland reacts in his Men's Singles final against Novak Djokovic of Serbia during Day thirteen of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 14, 2019 in London, England. (Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

最終更新:7/16(火) 7:30
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