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ネイマールの発言を巡り喧々諤々。彼は素直だが、思慮が足らない?

7/16(火) 21:02配信

footballista

ネイマールの発言でパリが騒然

 各クラブともトレーニングを開始して、新シーズンへ向けていよいよ始動、ということで、ここからは移籍のニュースもますますヒートアップしてきそうだ。

 フランスで現在一番のトピックスは、言わずもがな、ネイマールがPSGに残るかどうか、なのだが、こんな微妙な時期にまた当のネイマールが問題発言をやらかして、フランスのメディアは一斉にそれを報じている。

 サンパウロで開催された5人制サッカーのチャリティ大会に出席したネイマールが、サッカーメディア『Oh My Goal』のインタビューで、「これまでのキャリアで一番の思い出は?」と聞かれて、「バルセロナがPSGを6-1で破った試合」と答えたのだ。「6点目が入ったときのあの興奮は、それまで味わったことのないものだった」と。

 案の定、フランスのサッカーファンはこの発言をめぐって喧々諤々。

「明らかにPSGを挑発する目的の、確信犯的発言だ」

「PSGの出方を試しているじゃないか?」

「自分の雇い主を侮辱するにもほどがある」

「これが彼の本性だ」……うんぬん。

 はたまた、アンチPSGと思しき人たちの、「そもそもバルセロナとPSGでは格が違う。侮辱されて当然」といったニュアンスのコメントも見受けられる。

 この発言シーンは『Oh My Goal』のインスタグラム上に動画でアップされている(https://www.instagram.com/p/Bz3uCCNn26y/)から、ネイマールが実際に話している様子を英語の字幕つきで見られるのだが、その表情を見る限り、素直に思ったままをしゃべっている、という感じで、読者が深読みしているような他意はない気がする。

 純粋に選手として、あのときの感動はそれまで味わったことのないものだった、と思っている感じだ。第1戦に0-4で負けていた試合を、第2戦で6-1とひっくり返したのだから、それは事実だろう。

 ただ問題なのは、その犠牲を被ったほうが、いま所属しているクラブである、ということ。

 コメントの中に、サッカークラブではなく会社にたとえていた人がいた。「昔の雇用主がいまの雇用主に屈辱を与えた体験を語る、というのと同じこと」と。まあそう考えれば、たとえば、現在B社で働く営業マンが、古巣のA社時代にB社に大損を与えた取引について「あれが営業マンとしてこれまでで一番の手柄でした」なんて、思っていても公にはまず言わないだろう。

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最終更新:7/16(火) 21:02
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