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いまや売上280億円! BuzzFeed ブランド商品事業が絶好調 : Tasty ブランドを中心に

7/16(火) 11:11配信

DIGIDAY[日本版]

BuzzFeedが展開するフードブランドのTasty(テイスティ)は、食品や食器、レシピ本などさまざまな消費者向け製品に対するライセンス提供で成功を収めている。同社はこうした成功を背景に、広告主に対して食品とコマース関連の強みを売りにしている。

BuzzFeedは、2019年度におけるBuzzFeedブランド商品の小売店での売上が2億6000万ドル(約286億円)になると見込んでいる。ライセンス業界の業界紙、ライセンス・グローバル(License Global)によるとこれは2018年度の小売売上1億3000万ドル(約143億円)の倍に達する。ライセンス・グローバルのデータによれば、BuzzFeedは世界最大規模のライセンサー企業の仲間入りするのは、ほぼ間違いない。(ちなみにこれはあくまでトップラインの数字であり、商品カテゴリーごとに事情はさまざまだ。ライセンス業界のパブリッシャー、ライセンシング・レター[Licensing Letter]の編集長カリーナ・マソロバ氏によれば、たとえば加工済み食品の場合、マージンは1~2%程度しかない。かたや、ほかの商品カテゴリーの場合マージンはもっと高いものになる。BuzzFeedの広報担当によると、同社のライセンス商品のロイヤリティは食品で5%、出版物で25%になるという)。

料理本から惣菜まで

TastyはBuzzFeedのライセンス事業の中核をなすブランドだ。料理本のライセンス提供を2年前にはじめたのを皮切りに、昨年はウォルマート(Walmart)で展開する料理本を増やしていき、食料品店でも商品展開を順調に増やしている。数カ月前にはネスレ(Nestle)の協賛でTastyブランドのさまざまなアイスクリームを発売したほか、マコーミック(McCormick)と提携して調味料ブランドを立ち上げている。2019年度の下半期にもTastyは多数のブランドと提携した商品を発売する。たとえばミスティカ(Mistica)と提携して食品セットを、ウィルトン(Wilton)と提携してケーキのデコレーション商品を、ワインズ・ザット・ロック(Wines That Rock)と提携してワインセットを、クイジナート(Cuisinart)と提携してキッチン用品を、フード・ストーリー(Food Story)と提携して惣菜の販売を開始する予定だ。

さらに消費財分野の大企業と提携してTastyブランドの商品開発を進めている。同社によると、スープやパスタ、パンやクッキー作りの道具、スムージーなどが開発の初期段階にあり、来年には発売される予定だという。

BuzzFeedによると料理本の売上はいまも好調で、これまで80万冊以上が売れたとのことだ。ウォルマートの独占販売となっている食器類は、発売以降で400万の商品が売れている。Tastyは今後もこうしたカテゴリーでの取り組みを続けていく。BuzzFeedのライセンス部門のグローバル責任者を務めるエリック・カープ氏は、なかでも料理本と調理器具類を重視していきたいと意気込む。Tastyは今秋に4冊目の料理本、そして90種類の食器を発売する。ウォルマートが販売するTastyの食器類はこれで合計120商品になる。ウォルマートも、各店舗でBuzzFeedの販売コーナーを広げている。昨年、Tastyは調理器具販売プロジェクトをアメリカ国外にまで拡大した。BuzzFeedによると、調理器具メーカーのファケルマン(Fackelmann)と提携してヨーロッパで販売を開始したほか、中東やアフリカ、南米にも展開しているという。

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最終更新:7/16(火) 11:11
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