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褒めて、報奨を与える…経営者が「自走」の社員を育てる秘訣

7/16(火) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

※本連載では、株式会社吉寿屋相談役・神吉武司氏の著書、『社員の能力を劇的に伸ばす すごいご褒美 』(幻冬舎MC)から一部を抜粋し、社長が贈る「ご褒美」によって社員のやる気を引き出し、企業の生産性を高める方法を紹介しています。

社員を「形だけ」「口だけ」で褒めても意味がない

 法則  品物だけでなく、言葉や行動でも感謝を示す

働く人のモチベーションは外発的なものと内発的なものに分けられるといわれています。「外発的モチベーション」とは外部の刺激で意欲を出すこと、「内発的モチベーション」とは自ら意欲を生み出すことをそれぞれ意味します。

会社での人材育成に限らず、子育てでもそうですが、人を育てる際に最も難しいのは外発的モチベーションを内発的モチベーションにいかに結びつけるか──つまり「本人のやる気を引き出し、自発的・主体的に行動できるようにする」ことではないでしょうか。

そんな、自分で考え行動できる人材を育てるためには、伴走者となりながら意欲を喚起し、少しずつ本人が自分でモチベーションと行動を管理できるようにサポートできる人の存在が大切です。

従って社員から「ちょっとの頑張りや工夫」を引き出すためにも、最初は外発的な刺激を与えながらやる気を持って働いてもらい、次第に自ら意欲的に取り組んでもらえる「自走の人」を育てていくのが大切です。

外発的動機づけは「褒める」「報奨を与える」の二つに大別されます。そのうち、まず大切なのは「言葉による声掛け」です。

かつての経営者や役員、管理者のなかには、叱咤激励で厳しく教育することが正しいと考えている人も多くいましたが、最近の人ではほとんどが「褒めること」がモチベーションの向上につながると考えています。

しかし、その「褒め方」については、なかなか一筋縄ではいきません。社員のなかには褒めてやる気を出してくれるタイプの人もいれば、檄を飛ばして奮起するタイプの人もいるからです。

働く目的は人それぞれで、お金をたくさん稼ぎたい人もいれば、仕事にやりがいを求める人、仕事を通じて成長したい人、コミュニケーションの良い職場で楽しく働きたい人、世の中の役に立ちたい人など、100人いれば100通りの考えがあります。そのため単に褒めるといっても、その喜ぶポイントは個人によって差が出ます。

それでも「マズローの欲求階層説」にもあるように、「自己尊重の欲求」や「自己実現の欲求」など、自己の存在や仕事の成果について「認められたい」という承認欲求は多くの人に共通する思いでしょう。

ただし、「形だけ」あるいは「口だけ」で褒めても意味がありません。成果を上げた人、成果はなくてもしっかりと頑張ってくれた人に、直接感謝の想いを伝え、ご褒美を与えることが大切です。破格のご褒美をもらい、会社のトップである経営者から直接感謝されたとなれば、社員の自尊心や自己肯定感は自然と高まり、これまで以上に仕事にやる気を出して取り組んでくれるようになります。

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最終更新:7/16(火) 8:00
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