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コンビニ「見切り品」販売、実施する理由や対象商品は? 本部の許可は不要?

7/16(火) 6:40配信

オトナンサー

 大手コンビニのセブン-イレブン、ローソンが5月、消費期限切れが迫った弁当やおにぎりなどを対象に、ポイント還元による実質的な値引きを実施すると相次いで発表しました。商品の廃棄を減らすことなどが目的で、ローソンでは6月中旬から、愛媛県と沖縄県の全店舗を対象に、食品ロス削減プログラム「Another Choice(アナザーチョイス)」として実証実験を行っています。

 しかし、以前から、コンビニの店頭で菓子やジュース、酒、日用品などを「見切り品」「在庫処分」として、値引き販売していることがありました。見切り品を販売する理由を、運営会社に聞きました。

ローソンでは、決定権は加盟店に

 ローソン広報室の遊田久美子さんに聞きました。

Q.そもそも「見切り品」の販売については、各店舗の判断に委ねているのでしょうか。それとも、本部に許可を得る必要があるのでしょうか。

遊田さん「ローソンでは設立当初より、値引きの裁量を含め、価格決定権は加盟店にあります。そのため、本部への事前申請は必要ありません。POSレジに『値引きキー』がある他、『値引きシール』も準備されており、値引き販売を行える仕組みがあります」

Q.なぜ見切り品の販売を行うのでしょうか。

遊田さん「商品の廃棄削減につながる他、値引きして売り切ることで加盟店の利益増加につながるためです。どの商品をどの程度発注して、どう売るかについては加盟店が決めます」

Q.見切り品の対象は。

遊田さん「たばこや新聞、書籍などの一部商品を除いた全品が対象です。特に、店内で調理したお弁当や、コロッケといったファストフード商品については、本部も値引き販売を推進しており、食品廃棄の削減につながっています。また、商品入れ替えに伴う値引きなども行っています」

Q.主な割引率は。

遊田さん「加盟店が決定しているため、店舗や商品によって異なります」

「Another Choice」の狙いは?

 ローソンが6月に愛媛、沖縄両県の全店で始めた「Another Choice」は、朝、昼に店舗に納入したおにぎりや弁当をカード会員が午後4時以降に購入すると、100円につき5ポイントを付与する仕組みです。同時に、対象商品売上総額の5%を母子家庭の支援団体などに寄付します。

Q.すでに加盟店判断で値引きを実施している中で「Another Choice」を始めた狙いは。

遊田さん「Another Choiceは、食品ロス削減と子どもたちの支援をお客さまと一緒に行う取り組みです。日本では年間約643万トン(2016年度推計)の食品が廃棄されており、その一方で7人に1人の子どもが十分にご飯を食べられないという現状があります。『食品ロス』『貧困』を大きな社会問題と考え、食べ物を扱うローソンが貢献できる取り組みとして始めました」

Q.これまでの実績、お客さんやオーナーの反応は。

遊田さん「実績については、7月中に途中経過を発表する予定です。多くのオーナーさんに賛同いただいており、お客さまからは『非常に良い取組み』『これからは意識して購入しようと思う』といった声を頂いています」

Q.Another Choiceを実施中の店舗でも、店舗単位での値引きは継続しているのでしょうか。

遊田さん「加盟店の判断に任せています」

Q.今後、Another Choiceを全国の店舗で展開する予定は。

遊田さん「実験結果の検証を踏まえて判断します」

 なお、見切り品販売について、セブン-イレブン、ファミリーマートにも取材を申し込みましたが、回答があったのはローソンのみでした。

オトナンサー編集部

最終更新:7/16(火) 12:20
オトナンサー

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