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ドイツのモノづくりはこんなにも幅広く奥深い

7/16(火) 15:00配信

東洋経済オンライン

モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。

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蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「ドイツ製品」。意外と知らない基本中の基本から、あまり知られていない逸話まで。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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 01. 「ドイツ製」とは、ヨーロッパ中西部に位置するドイツ連邦共和国に本拠を置く企業が開発・製造したもの

 02. 1871年、普墺戦争、普仏戦争に勝利したプロイセン国王ヴィルヘルム1世はドイツ帝国(帝政ドイツ)を創建

 03. 以降ドイツの国産産業は「電機工業」と「重化学工業」を筆頭に、20世紀にかけて驚異的な発展を遂げていく

 04. 工業の拡大を支えたのはドイツ銀行、ダルムシュタット銀行など〈4D銀行〉に代表される金融界だった

 05. 加えてドイツが欧州の貿易中継点に位置し、伝統的に技術に対する強いこだわりを持っていたことも大きい

 06. 背景には、中世~近世にかけ西欧諸都市で結成された「ギルド」という各種の職業別組合の影響があった

 07. 当時、市政運営を独占する商人ギルドに対し、手工業者たちは「手工業ギルド」を作って反発した

 08. 中世の厳格な徒弟制度の下、手工業ギルドに参加できるのは職人を指導する親方資格保持者に限られていた

■ドイツの物づくりを支える「マイスター制」

 09. しかしギルドの存在によって製品の品質・規格・価格等が厳しく統制され製品のクオリティー維持が図られた

 10. その後の市民革命によって西欧のギルドは解体されていくが、長く封建制が続いたドイツは例外だった

 11. 19世紀にもその行動様式が残り、宰相オットー・フォン・ビスマルクもそれを意識した社会保険制度を作った

 12. この制度は21世紀まで生き残り、ドイツ社会の行動様式を根本的に規定するものともいわれている

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最終更新:7/16(火) 15:00
東洋経済オンライン

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