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回転寿司5社の「中国産ネタ」、原産地は加工場所か水揚げ港か

7/17(水) 15:00配信

マネーポストWEB

「食の安全」については、大きな関心事となっているが、外食産業の中でもとりわけ気になるのは「鮮魚」を扱う回転寿司だ。回転寿司の市場規模は年々拡大して2018年に6000億円を突破。ファミリー層を中心に人気の高い回転寿司のネタに、「中国産」はどのくらいあるのか。

「スシロー」「はま寿司」「くら寿司」「かっぱ寿司」「魚べい」の5大チェーンがHPで公開する情報から、「定番ネタ20」の原産地をリスト化した(別掲)。

 では、5社が公表する“原産地”とは、水揚げされた国を指すのか、加工した国を指しているのか。取材を進めると、その定義について各社で違いがあることが明らかになった。行政が推奨するガイドラインがあるものの、義務化されていないために、バラつきが生じているのだ。

加工した場所? 水揚げ港?

 くら寿司では、「中国の工場で加工したネタは『中国産』と表示している」(広報宣伝部)という。

「スライスなどの加工までやって、冷凍した製品の状態で国内に持ってくる場合は、最終的な加工をした国が原産地というルールで表記しています。

 一方でマグロの場合、外国の船が水揚げし、さく状に分解するなどの作業は日本でやっている。この場合、原料を仕入れている扱いになるので、『外国産』となります」(同前)

「中国の工場で加工」と説明されると不安を覚える消費者は少なくないかもしれない。前述の2007年の冷凍餃子の事件では、河北省にある食品工場の従業員が農薬のメタミドホスを混入させていたことが明らかになり、それをきっかけに中国国内の工場の衛生状態の問題などがクローズアップされた。

 ウナギ、アナゴ、カレイを「中国産」と表示する、くら寿司の広報担当者は、現地での加工などの管理体制については、細心の注意を払っていると強調する。

「ウナギは中国の養殖所で獲れたものを加工まで中国でやっていますが、第三者機関の検査を受け、日本に入る際の税関のチェックもある。『中国産』と表示するとイメージがあまりよくないのは承知していますが、安全性に万全を期しているからこそ、HPではすべて公表しています」

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最終更新:8/7(水) 23:57
マネーポストWEB

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