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YouTube のテレビ視聴が増加、それに伴い長尺番組も需要高 : ウォッチモジョの挑戦

7/17(水) 8:11配信

DIGIDAY[日本版]

YouTubeでさまざまなトップ10動画を配信しているでこと知られるパブリッシャーのウォッチモジョ(WatchMojo)が、テレビと長編の動画番組配信に乗り出している。

6月末に、同社は90分番組「フォックス・イン・ザ・ヘンハウス(Fox in the Henhouse)」を公開する。2020年の米大統領選挙に向けた社会主義の台頭と資本主義の限界をテーマとするドキュメンタリーだ。さらにYouTubeにおける文化とテレビへの影響をとりあげたドキュメンタリー、アメリカのポップカルチャーを席巻するコミコン(YouTube-TV)とオタク文化をテーマにしたドキュメンタリーを公開していく。

ウォッチモジョのCEO、アシュカン・カーバスフルーシャン氏は2020年から毎月1本のペースでオリジナルコンテンツの長編テレビ番組を発表する目標を掲げている。

「新しいフォーマットへ拡大したいと長年考えていた」とカーバスフルーシャン氏は語る。「だがYouTubeのような大手プラットフォームで成功しているフォーマットを抱えている場合、違うものに挑戦するのは難しいものだ」。

テレビ視聴の増加が追い風に

YouTubeにおけるウォッチモジョ系列のチャンネル登録者数は3400万人にも及ぶ。そのうちメインチャンネルの登録者数は2000万人だ。ウォッチモジョはまとめ動画やエバーグリーンなコンテンツなど、YouTube向けにつくられたフォーマットの動画で知られている。動画のテーマは「絶滅の危機に瀕する動物トップ10」や「映画の撮影で実際にあった超常現象トップ10」など多岐にわたる。どの動画も尺は基本的に10分で、YouTubeの検索やおすすめ動画のアルゴリズムに適した、視聴時間を稼ぎやすいフォーマットとなっている。

米DIGIDAYが確認したYouTubeのデータによると、2019年、ウォッチモジョの動画の平均視聴時間はスマホやタブレットからは5分以下、インターネット接続したテレビからは7分以上となっている。それに伴い、ウォッチモジョをテレビ画面で見るオーディエンスの数も増加傾向にある。2019年、インターネット接続されたテレビからウォッチモジョを視聴しているオーディエンスは、総数の6.7%、総視聴時間の9.8%を占めている。2016年ではそれぞれ3.5%、4.9%だった。こうした傾向はYouTube全体からも見てとれ、YouTubeはテレビ画面からの視聴時間が1日あたり2億5000万分に達すると発表している。

カーバスフルーシャン氏は、テレビでYouTubeを視聴する時間が増えたことで、ウォッチモジョにとっても新たな長尺コンテンツ分野に挑戦するチャンスが生まれたとしている。だが、それだけが主な理由ではない。「まずは事業の構築に集中する。軌道に載せるのが難しい課題(テレビと長尺番組)について心配するのは、その後だ」と語る。

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最終更新:7/17(水) 8:11
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