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【川崎F】多摩川クラシコで示した王者の地力と3連覇の資格~小林悠「こうやって優勝してきたんだ」

7/17(水) 15:50配信

ベースボール・マガジン社WEB

これが本当のフロンターレ(小林)

 1点目はセットプレーから。リーグ戦ではこれまであまり出番がなかった選手、下田がアシストして生まれた。

 2点目は中央突破。フィニッシュは齋藤というこれまでジョーカーとしての起用が多かった選手が先発起用に応えて決めている。

 3点目はプレスから二次攻撃で取り切った形。積極性とあきらめない姿勢をピッチで示し、ゴール前に人が殺到。最後は今季、出場機会になかなか恵まれない阿部が仕上げた。

 なぜ、川崎フロンターレがリーグ連覇を成し遂げているのか。その理由を雄弁に物語るような快勝劇。

 鬼木達監督は勝利のポイントについて、次のように語っている。

 セットプレーについて。「セットプレーでなかなか得点を取れていなかったので、とにかくコーチ陣も含めて、かなり多くの時間を費やしてきました。こういうビッグゲームでは、(セットプレーが)大事になると認識していたので、その意味で、戦略のところと、選手がそれを思い切って実行してくれたと思っています。非常に良かった」。

 選手起用について。「単純に前の選手(=攻撃の選手)は練習試合で非常に良かったので、結果を出した選手たちが(今日の試合に)出ています。それともう一つは今日のゲームは勝っても負けてもターニングポイントにしたいというゲームでしたので、その部分で前面に気持ちを出してくれました。それはチームで取り組んだ結果だと思っています」。

 首位チームとの一戦に並々ならぬ意欲を燃やし、見事な勝利で勝ち切った。やはり今回得た勝ち点3は、ただの3ポイントではない。

「こういう勝負どころで勝つこと、こうやって優勝してきたんだなと実感できた試合だったし、(後ろに)引かずに前からプレスをかけて戦うことができた。試合が終わったあとに、みんなで『これ、これ』と話していたし、これが本当のフロンターレだと思う。こういう大事な試合で勝つことができて良かったと思います」

 キャプテンの小林はそう言って会心の勝利を振り返った。

 この日の結果で、川崎Fは1試合消化が少ない状況ながら、首位FC東京に勝ち点4差の3位になった。2位横浜F・マリノスとは1ポイント差。J史上2チーム目のリーグ3連覇達成へ視界良好――。そんな印象を抱かせる大きな、大きな1勝になった。

取材◎佐藤 景 写真◎近藤俊哉

サッカーマガジン編集部

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最終更新:7/17(水) 17:47
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