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【一問一答】「 PECR 」とは?: GDPR との違いとは

7/17(水) 14:10配信

DIGIDAY[日本版]

データ保護に関する規制当局が一般データ保護規則(GDPR)について言及する際に、最近よく話題に挙がるのが「PECR」。GDPRコンプライアンスにここ1年ほど取り組んできた(もしくは無視する、という戦略を採っている)メディアビジネスやマーケティングビジネスにとって、GDPRコンプライアンス関連の文章にPECRという略語が再び頻繁に使われていることは、混乱を生んでいるようです。

本稿執筆時(7月3日)、英国のデータ保護当局のICOはクッキー規則に関する詳細なガイダンスをPECRの名のもとに公開しました。eメールマーケティングに取り組む企業にとっては、PECRを理解することは必要不可欠です。そして規制当局たちが、メディア、広告マーケットにおけるGDPR施行を強化しはじめたことを鑑みると、このGDPRとPECRの違いを理解することには価値があります。

デジタルマーケティングに関する新語を解説する「一問一答」シリーズ。今回はこのPECRを取り上げます。

――そもそも、PECRとはなんですか?

PECRとは、プライバシーと電子コミュニケーションに関する規則(Privacy and Electronic Communications Regulation)の略語。EUのeプライバシー指令(European Union ePrivacy Directive)の一部となっているものです。EUのeプライバシー指令は、トラッキングを目的としたクッキーの利用を抑制することに、より鋭いフォーカスを据えたeプライバシー規則(ePrivacy Regulation)となるために現在、更新が行われています。PECRはマーケティング目的の電話、テキストメッセージ、eメールをその対象としています。またオンラインにおける人々の情報をトラッキングするためのクッキーの利用、そして電気通信事業やその他の通信ネットワークや事業による位置情報の利用も規制する法律となっています。もしも企業がこれらのサービスを提供している場合、特にeメールマーケティングやクッキーの利用を行っている場合、PECRとGDPRの両方に準拠しなければいけません。eプライバシー規則が完成すれば、PECRに取って代わることになります。

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最終更新:7/17(水) 14:10
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