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のんインタビュー 念願の初舞台が実現! 地元・兵庫から全国へ

7/17(水) 15:29配信

ウォーカープラス

朝ドラのヒロインを経て、音楽活動や“創作あーちすと”として多彩に活動の場を広げている、のん。今回、ドラマで共演した渡辺えりから依頼を受け、念願の初舞台に挑む。

脚本・演出・出演と三役をこなす渡辺えり

その舞台は、オフィス3〇〇(さんじゅうまる)を率いる渡辺の音楽劇『私の恋人』。原作は、今年、芥川賞を受賞した上田岳弘の、2015年に発表した三島由紀夫賞受賞作だ。“私”がクロマニヨン人だった旧石器時代、洞窟で夢想した恋人に焦がれるが会えなかった。その後、第二次世界大戦中のユダヤ人に生まれ変わった時も会えず、現代日本の東京で歌舞伎町を歩くフリーターの井上由祐に生まれ変わって、やっと“私の恋人”に出会うことができるという物語。“人類愛”をテーマに描く、10万年の時空を超えた不思議な恋物語を、渡辺作品に出演を熱望していた小日向文世、のん、渡辺の3人で、1人10役以上を演じる。しかも音楽劇で。

渡辺の台本がやっと20ページ届いたばかりのチラシ撮影時、のんを中心に取材。渡辺は後日、『三婆』大阪公演中に開かれた会見で再び話を聞く機会を得た。作品への想いや意気込みを、2人のコメントから紹介しよう。

今回の話が決まって「やっとやっとやっと!初舞台です! 私の中で大事件です!」と、大喜びしたのん。家の中で飛び跳ねた、とブログにあった。「はい、『イェ~イ!』って、本当に跳び跳ねました。盛ってません、ウソ偽りなく(笑)」。久しぶりに見た笑顔。天然で明るく、どこか不思議な雰囲気を持ち合わせた彼女がそこにいた。

「ミュージカルが大好き」だと言う。「18歳ぐらいから観始めて、最初に観たのは『スイート・チャリティ』。観てて楽しくなるのがいいなぁと。明るくて女の子が活躍してて、それも暴力的なアタックのダンスが観れる作品がすごく好きです」。が、渡辺の作品は、シュールで幻想的。過去と未来の時空が交錯し、ファンタジーの中にシリアスなテーマが見えてくるという独特の世界感だ。これは、今回原作の上田岳弘の世界にも似ている。

そんな3〇〇の舞台を、のんは欠かさず観てきた。

「のんちゃんは、デザインも絵も得意で、シュールな世界や観念的なイメージのものも好きなので、すごく期待してます。いつか舞台をやるために、踊りや英会話や歌の特訓も。努力家ですね」と渡辺。朝ドラで共演して「目に狂気が宿る瞬間がある。観る視点や言葉の使い方がおもしろい。珍しいな、今どきの人じゃないみたいと思った」と言う。これは役者として素晴らしい資質だ。

それにしても3人で30役。男の役も演じる。「後で聞きました(笑)。人種も性別も超え、時代も超える。初舞台というだけでもプレッシャーだったんですけど、エライこっちゃと。私、結構思い切ったな、これは気合い入れないと、と思っています。でも、一つの役を3人で演じるなんて、絶対おもしろい。そんな経験は初めてなので、すごく楽しみです」。

怖くはない?「本当はめっちゃ怖いですけど、興奮と興味と好奇心に満ち満ちています。えりさんと小日向さんと、3人でのお芝居。こんな貴重な機会を逃してはならない!と、勢いで決めたけれど、舞台の中でも特別大変なんじゃないか?と、あとで気付きました…。お二人とできること、3人で密にやれることが1番の楽しみです。鍛えられてきます!」。

舞台はおよそ1時間40分。約15曲を歌って踊り、のんと渡辺はソロも披露する。「過去を忘れず、いいところは蓄積して、人間の生きる意味や愛情を見つめ直したいという思いを入れて創作しました」と渡辺は話す。原作の登場人物やその背景を渡辺流に膨らませ、そこに想いを乗せて全国届ける。

『私の恋人』は、プレビュー公演ののち兵庫公演からスタート。全国7都市を巡演する。

原作の上田岳弘も、そしてのんも、兵庫県出身だ。「親戚も、みんな観に来てくれると思います。えりさんの作品は、時代も性別も垣根のない世界があって、その中で人間のひたむきさや情熱が心地よい…。皆さんにも、その熱を受け取っていただけたら、と思っています」。

 山口や鹿児島など、初めて行く地域もあり「今回行くところのおいしいものは、絶対食べて帰りたいです!」と、のん。その移動中に「ポテチは欠かせません!」。楽屋見舞いは、関西ダシ味のポテチにしようと思う。

<のん プロフィール>

1993年7/13、兵庫県生まれ。2016年、劇場アニメ「この世界の片隅に」で、主人公・すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭の審査員特別賞を受賞する。2017年より新レーベル「KAIWA(RE)CORD」を立ち上げ、音楽活動を開始。“創作あーちすと”としても活動を行い、今年初の展覧会「‘のん’ひとり展‐女の子は木場をむく‐」を開催した。2019年6月にミニアルバム「ベビーフェイス」を発売。2020年公開予定の映画「星屑の町」に出演する。

<演劇 公演情報>

「おふぃす3〇〇(さんじゅうまる)公演『私の恋人』」

公演日時:8/9(金)19:00、10(土)12:00、16:00

会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

原作:上田岳弘「私の恋人」(新潮社)

脚本・演出:渡辺えり

出演:小日向文世、のん、渡辺えり ほか 

価格:A¥7,500 B¥4,500 問い合わせ:0798-68-0255(芸術文化センターチケットオフィス)  

チケットはぴあ、ローソン、イープラス、会場にて販売

(関西ウォーカー・高橋晴代)

最終更新:7/17(水) 15:29
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