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一生、学習意欲が持続する人の知られざる習慣

7/17(水) 6:10配信

東洋経済オンライン

「若者の読書量が減った!」と嘆く人は多いが、あなたはどうだったろうか。そして今も、勉強を続けているだろうか。『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』の著者であり、APU(立命館アジア太平洋大学)学長の出口治明氏は、「若いときの読書体験が、人生を豊かにする」と説きます。

■人間はアホな存在だが勉強したらそれなりに立派になる

 学生をはじめ若い人たちが本を読まないのは、大人が本を読ませる仕組みを考えないからです。

 僕が考える人間観は次のとおりです。

・「人間は、本質的にはチョボチョボ(たいした差がない)でそれほど賢くない」という考え方
・「しかし人間は、勉強したらそれなりに立派な人になる」という考え方
 です。

 チョボチョボな人間に勉強をさせるには、仕組みをつくるしかありません。例えば、日本人は中学、高校、大学と英語を勉強しているにもかかわらず、英語力はアジア諸国の中でも最低に近いレベルです。では、どうすれば英語力を上げることができるのでしょうか。

 極論すれば、経団連、経済同友会、全銀協の会長が集まり、「今後私たちは、TOEFL®90点(120点満点)のスコアを持つ学生でなければ、いっさい採用しない」と宣言する。そうすれば、日本人の英語力は確実に上がると思います。

 読書も同じです。大学生の読書量を増やしたいのであれば、企業が面接で「ウォーラーステインをどう思うか」「この1年で読んだ面白い本を10冊挙げてそれぞれにコメントしてください」などと尋ねればいい。

 日本の大学生がほとんど本を読まない中、APU(立命館アジア太平洋大学)の学生の読書量が比較的多いのは、「入学式で推薦図書一覧を配布する」「図書館や生協に推薦図書のコーナーを設けている」「ゼミや特別講義で読書を義務付ける」などといった工夫を施しているからです。

 人間は本来、とても怠け者の動物です。「本を読め」と言ったところで、それだけでは読みません。「本を読まなければ」と理屈で考えているうちは、本気で取り組むことはないでしょう。しかし、強い動機があれば、それが読書のトリガーになります。

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最終更新:7/17(水) 6:10
東洋経済オンライン

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