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ブドウの搾りかすから人工皮革 「ベントレー」が注目する伊ベンチャー

7/17(水) 11:00配信

WWD JAPAN.com

イタリア・ミラノのベジェア(VEGEA)はブドウの絞りかすから人工皮革“ベジェア(VEGEA)”を作る注目のスタートアップ企業だ。7月9~11日に初出展したイタリア・ミラノで開催の素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」で、初日と2日目に同社のブースを訪れたメーカーは600社以上。そのうち50社以上が試作品のために少量を買い付けたという。10日には、英国の高級車「ベントレー(BENLEY)」が100周年を祝してデザインしたコンセプトカーのシートに人工皮革を提供したことが発表された。

【画像】ブドウの搾りかすから人工皮革 「ベントレー」が注目する伊ベンチャー

ベジェアが注目を集めたのは、H&Mファウンデーション(H&M FOUNDATION)が主催するイノベーションコンペ「グローバルチェンジアワード(GLOBAL CHANGE AWARD以下、GCA)」の受賞がきっかけだ。

設立は2016年。建築家やインテリアデザイナーとして13年働いていたジャンピエロ・テッシトーレ(Gianpiero Tessitore)が、大学で化学を学んだ友人フランチェスコ・メルリーノ(Francesco・Merlino)らと立ち上げた。なぜ、ブドウの搾りかすから人工皮革を作ろうと思ったのか。オーナーのジャンピエロ・テッシトーレに話を聞いた。

"「家具用の素材を探していたときにサステイナブルなものがなかったから」"

WWD:ブドウの搾りかすから人工皮革を作るというアイデアがとてもユニークだ。取り組むことになったきっかけは?

ジャンピエロ・テッシトーレ=オーナー(以下、テッシトーレ):仕事でソファの素材をリサーチしていた時に、サステイナブルなものがないことに気づいた。石油由来の人工皮革か動物の革――そのどちらでもないサステイナブルな素材が必要だと思い、それならば自分で作れないか、と3年前にミラノやフィレンツェの大学、国が運営するリサーチセンターなどと研究を始めた。でも当時はビジネスにしようとは思ってなかった。

WWD:突然、人工皮革は作れない。

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最終更新:7/18(木) 17:35
WWD JAPAN.com

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