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住みたい田舎No.1の鳥取市 家賃3万円でも「部屋が多すぎて使いきれない」

7/18(木) 7:00配信

マネーポストWEB

 近頃増えているという都市部から地方への移住。「理想の暮らし」を手に入れた当事者たちは、どのような本音を抱いているのだろうか。実際の移住者の声を聞いた。

 木造2階建ての古民家の庭に紫陽花が咲き乱れ、その先に田んぼが広がる。ここは鳥取県鳥取市の中心部から車で30分ほど走った田園地帯だ。台所を含めて9部屋ある広い古民家には、川崎富美さん(39才)がひとりで住んでいる。

 プロダクトデザイナーの川崎さんは1年半前に、16年間住んだ東京を離れて鳥取市へやって来た。

「東京では製造小売業に勤務して、仕事は面白かったのですが、常に時間に追われて体調不良や不眠に悩んでいました。それで思い切って会社を辞めて、故郷の鳥取にUターンすることにしました」(川崎さん・以下同)

 鳥取空港近くにある実家ではなく、鳥取市が管理する空き家バンクで家を探し、現在の住居である古民家を借りた。敷金や保証金は不要で、家賃は月3万円と格安だ。

「在宅で仕事をするので広くて眺めのいい家がほしかった。水回りもきちんとしていて、30万円程度の簡単な補修で問題なく住めています。部屋数が多すぎて、使いきれていないほどです」

 東京時代の知り合いのつながりやインターネットのおかげで、デザインの仕事は今も安定して続いているという。以前と比べると稼ぎは多くないが、必要な生活費が東京時代より3割減ったため、快適に暮らすことができる。

「ご近所のかたにも、とても親切にしていただいています。村人総出の草刈りや神社の催しなどが年に数回あるので、それには必ず顔を出します。そういう行動を見て、みなさんが私を受け入れてくれました。おいしいお米や野菜が採れたからと、よく持ってきてくれます。自分で買う必要がなくなりました」

子供の笑顔ってこんなに変わるのか

 鳥取市は『田舎暮らしの本』(宝島社)が企画する「2019年度版 第7回住みたい田舎ベストランキング」で総合第1位に輝いた。2006年はたった7人だったのに対し、2018年度の移住者は464人に上る。鳥取市市民生活部地域振興課移住定住促進係の石原裕也さんは、働く女性へのサポート体制の充実をこう語る。

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最終更新:7/18(木) 7:00
マネーポストWEB

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