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映画『ジョーカー』は原作とはまったく別のストーリー

7/18(木) 22:40配信

エスクァイア

 今の時代、有名なアメコミ作品シリーズに関連した映画をつくろうとする者がいたなら、その誰もが最善のやり方を見つけるため途方も苦労を重ね続けることでしょう。つまり、その映画がどんな素晴らしい作品であると評価を受けようとも、粗を探そうと思う人がいればいるだけ批判は見つかるものである…と言った感じでしょうか。

 それがその原作アメコミの大ファンであれ、まったくその原作アメコミを知らない人からでさえも、寛大に楽しみ方を見つけるという第三者の心は失われつつある時代とも言えるのです…。
 
 映画づくりの現実的な話として、原作に忠実な話になればなるほど製作者のオリジナリティは表現できなくなります。そして逆に、原作にある様々な話や登場人物そして事件をミックスしながら独自の話をつくり出そうとすれば、原作シリーズの熱心なファンたちを心を動転させてしまい、興行収入の下支えとして大切な顧客層を失う可能性もあるわけです。
 
 この点に関して、バットマンの敵ジョーカーを主役に据えた新作映画『ジョーカー』を手がけるトッド・フィリップス監督が、同作品に関して第3の道を選んだことを明らかにしました。

 ホアキン・フェニックスとロバート・デ・ニーロが出演するこの作品は、既存のコミックのストーリーとは無縁のものになるそうで、フィリップス監督自身は早くも反発の声が上がることを覚悟しているようです。

 「この作品は、バットマンのコミックブックにある話はひとつも使われていないが、そのことに激怒する人たちが出てくるだろう」と、フィリップス監督はオンラインメディア「エンパイア・オンライン」ですでに語っています。また、「ジョーカーのような人物の出自や経歴について、我々は独自の話をつくりました。本作はジョーカーのような人間が、どのようにして生まれてきたかについてのストーリーです。映画はこの一人の男についてのものだ」と、続けてコメントしました。 
 
 「ホアキン・フェニックスは最高の役者だと私は思います」と、フィリップス監督は述べ、続けて「我々は脚本の執筆中に作業をしていたコンピューター・モニターの上に、彼の写真を貼っておいた。そして『ホアキンが実際にこの役を演じたら、一体どんなことになるだろう』とずっと思っていたのです」と、フィリップス監督は主演ホアキン・フェニックスについて語りました。

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最終更新:7/18(木) 22:40
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