ここから本文です

【ホンダF1活動第2期の10年 その10】最強エンジンでダブルタイトルを獲得したマクラーレン・ホンダMP4/5B

7/18(木) 18:30配信

Webモーターマガジン

アイルトン・セナが6勝してドライバーズチャンピオンを奪還

最強のホンダエンジンを搭載するマクラーレンは他のチームから羨望の眼差しで見られていたが、MP4/4から続くマクラーレンのマシンはさすがに後れが見え始めていた。

【写真】懐かしいセナとベルガーやマシンをもっと見る

それでもアイルトン・セナとゲルハルト・ベルガーの安定したドライビングでマクラーレンン・ホンダは3シーズン連続のコンストラクターズチャンピオンに輝いた。

1990年、この年もホンダエンジンはマクラーレンに独占供給されることになった。その1990年仕様のホンダV10エンジン「RA100E」は、ボア×ストロークの変更、バタフライ式スロットルバルブの採用といった変更を受け、燃焼がさらに安定、パワーアップはもちろんのこと、信頼性も向上していた。エンジンの許容回転数は1万4000rpmに達し、瞬間的には1万5000rpmまで回ったと言われる。

グランプリごとに細かなセッティング変更を行い、進化を続けたことでライバルを圧倒、「鈴鹿スペシャル」という言葉もすっかり有名となった。

マクラーレンンMP4/5Bはその名称からもわかるとおり、MP4/5の正常進化として熟成されたものだが、エアロダイナミクス、シャシ性能ではフェラーリをはじめとしたライバルに対して、さすがに後れも目立つようになってきていた。

それでも強力なホンダエンジン、アイルトン・セナとこの年からチームに加わったゲルハルト・ベルガーの活躍によって、ダブルタイトルを獲得している。

この年を象徴する出来事は、やはり日本GPで起きている。舞台は鈴鹿サーキットの決勝スタートの1コーナー。1年前のリベンジを果たすかのように、セナがアラン・プロスト(フェラーリ)を「撃墜」。これによりセナのドライバーズチャンピオンが決定したのだった。

プロストが移籍してベルガーが加入したことによって、マクラーレンは統率のとれた強固な戦闘力のあるチームになったのは皮肉だった。(写真:金子 博)

1/2ページ

最終更新:7/18(木) 18:30
Webモーターマガジン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事