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課題山積のツイッターは、どこへ向かうのか? ジャック・ドーシーが語った「曖昧な針路」

7/18(木) 18:13配信

WIRED.jp

ツイッターの最高経営責任者(CEO)であるジャック・ドーシーが、今年の「TEDカンファレンス」に登壇した。人と人とをつなぐ目的で生まれたTwitterは、いまや誹謗中傷に溢れ、自他ともに「正常」とは言えない状態になっている。こうした状況をタイタニック号にたとえられて対策を問われても、ドーシーは“曖昧な針路”しか語らなかった。

曖昧にされ続ける対策

ツイッターの最高経営責任者(CEO)であるジャック・ドーシーは、自らがつくったプラットフォームの“罪”について、今年の「TED カンファレンス」で語った。そのとき彼は、トレードマークである黒のパーカーとジーンズ、ニット帽に不精ひげ姿だった。

同席したのはTEDの代表であるクリス・アンダーソンと、カンファレンスで扱う時事問題を選ぶホイットニー・ペニントン・ロジャースである。そこで繰り広げられた3人の会話は誰が聞いても、もどかしいものだった。

「あなたと一緒に“ツイッタニック号に”乗って、壮大な航海に出ているようなものですね」。ステージでのやり取りが始まってから20分ほどたったとき、そう言ってアンダーソンはドーシーの話に口を挟んだ。

「三等船室で『前方の氷山が心配だ!』と言う。すると、あなたは『それはいい指摘ですね』とか『この船は氷山をよけるようには設計されていません』などと答える。わたしたちはあなたの対応を待っているのに、あなたは驚くほど落ち着き払っているのです。操縦室に入れないまま、みんなが心配してこう叫ぶでしょう。『ジャック、とにかく舵を切って!』とね」

このたとえ話に、ドーシーは静かに耳を傾けていた。その様子は、彼があこがれているという瞑想中のヨギーのようにも見える。

「危険に晒されているのは民主主義であり、 わたしたちの文化や世界なのです!」と指摘し、アンダーソンは続けた。「あなたは人々の意見にとても丁寧に耳を傾けますね、ジャック。それは素晴らしいことですが、このことを実際に喫緊の課題として捉え、行動に移せますか? というより、その気持ちがありますか?」

「もちろんです」と返したドーシーは、こうも付け加えた。「ご指摘に対処するために、表面的にはいくらでも対応できます。でも、もっと抜本的に取り組まなければなりません」

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最終更新:7/18(木) 18:13
WIRED.jp

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