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「なぜ愛子さまは天皇になれないのか」という国民の素朴な疑問が表出した――皇室アンケート・所功氏コメント

7/18(木) 17:00配信

文春オンライン

愛子天皇は「〇」、圭殿下は「×」!? 「女性・女系天皇」容認が6割、「宮家復活」は2割 皇位継承アンケート結果発表 から続く

【アンケート結果発表】「女性・女系天皇」「女性宮家」をどう考えますか?

 新天皇即位に伴って、皇位継承資格者は僅か3人になった令和時代の皇室。現在の皇室典範は、皇位を男性だけで継いでいく「男系男子」による継承を定めているが、将来的に皇統の危機を迎えかねない。そこで文春オンラインでは、皇位継承についてのアンケートを行った。 

 結果は、「『女系天皇』を認めるべき」が23.4%、「『女性天皇』を認めるべき」が38.5%。この2つを足した6割以上が「男系男子」以外の継承を容認すると回答した。

 また「『女性宮家』を認めるべき」を選択したのは4.5%。事実上、男系男子存続を支持する「『旧宮家の皇籍復帰』を認めるべき」は21.1%だった。

 このアンケートの 結果 について、有識者に見解を聞いた。

◆ ◆ ◆

所功氏(京都産業大学名誉教授)

 回答者はよく現実をみていると思います。男性皇族だけでなく、女性皇族も含めた皇室全体の人数が少なくなっていること。また、眞子さまと小室圭さんの結婚延期の影響もあるのでしょうが、外部から皇室に入ることの難しさ。それらをしっかり認識した上で答えているという印象です。

 4割近い人が「女性天皇」は認めて良いと回答していますが、この傾向は今後ますます強くなると思います。いま17歳の愛子さまが3年後に成年皇族となられたら、ご公務として公式の場に出て、ますます注目される。「天皇陛下のお子さんがこれほどしっかりしているのに、なぜお世継ぎになれないのか」という素朴な疑問と、女帝誕生への期待が高まることでしょう。

 ただ、「女系天皇」まで認めるとなれば、「過去の歴史にない新しい例を開いてもいいのか」という戸惑いが生じて、今のところ20%台にとどまったのだろうと思われます。

旧宮家の皇籍復帰の可能性

 一方で、旧宮家の皇籍復帰を支持する人が20%以上にのぼったのはなぜか、考えてみる必要があります。戦後70年以上たった現在、一般の国民として生まれ育った人々が、皇室に戻られる資質を身に付けられることも、多くの国民に理解を得られることも、現実問題として難しいと思います。ただ、私はそれができるかどうか、具体的に可能性を探ってみれば、真相がわかると思います。

 これからの議論で重要なのは、現実的に可能な選択肢を検討して、大筋の合意を形成することです。時間が過ぎれば過ぎるほど、この問題解決はますます難しくなる。小泉政権や野田政権のときよりも切迫感をもって取り組む必要があるのではないでしょうか。

 平成から令和への御代替わりで、“生前退位”という、明治以降の皇室典範ではありえなかったことを、平成の天皇は実現された。ですから皇位継承問題も、明治以前の千数百年にわたる歴史の中にあった実例を参考にし活用したら良いと思います。

「週刊文春」編集部/週刊文春

最終更新:7/18(木) 17:00
文春オンライン

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