ここから本文です

磯野大が過去もっとも役作りに苦しんだ作品は?【磯野大パーソナルインタビュー (3)】

7/18(木) 6:30配信

ザテレビジョン

東京ワンピースタワー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION “3”『PHANTOM』」(2017年)でのロロノア・ゾロ役を皮切りに、舞台「探偵東堂解の事件録 -大正浪漫探偵譚-」(2019年2月)では主役の東堂解を演じるなど、今注目の若手俳優・磯野大が、2019年6月14日より東京・品川プリンスホテル ステラボールにてスタートした「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」で大典太光世役に抜擢された。

役者になるきっかけは復讐心!?【磯野大パーソナルインタビュー (1)】

ザテレビジョンでは、そんな磯野大のパーソナルインタビューを5回に分けてお届けする。

第3回では、初めての主演を務めた舞台「探偵東堂解の事件録 -大正浪漫探偵譚-」での役作りや、「ツキステ。」(2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ)について、そして刺激を受けた共演者など、さまざまなテーマで語ってもらった。

■ 役作りに苦しんだ結果、10年後に再び演じたい役ができた

──「探偵東堂解の事件録 -大正浪漫探偵譚-」で主役の東堂解を演じるにあたり、役作りが大変だと伺いましたが。

磯野大:本当に大変でした。歴代の東堂解を演じた方々は背中で見せるような座長だったと思うんですけど、僕は1年目で圧倒的経験不足でしたから。しかも、ゲネ(※最終リハーサル)の演技が、自分の中で不正解中の不正解で。演出の鈴木茉美さんにもボロボロに言われて、でも正解が分からなくて「もう俺できないです」って言って。しゃべれなくなってしまって、その日は帰ろうってことになって。駅でボーっとしてたんですけど、そしたらカメラをやってる木村健太郎さん(Allensuwaru)がコーヒーをくれて、何も言わずに帰ったんですよ。めちゃくちゃかっこいいですよね! もうそれが全てだなって思って、家に帰って夜から今までの作品とかを全部見て、1から考えなおして積み重ねて。次の朝に茉美さんに見てもらって、公演を重ねながら改善していきました。千秋楽まで本当に戦いでしたね。それを経て、演出家が望んでいることに対してまだまだ理解力が足りていないなと痛感しました。悔しい思いをたくさんしたからこそ、あと10年くらいして、もう一回演じたいですね。

──今まで共演してきた中で印象に残っている俳優は誰ですか?

磯野:前田隆太朗かな。僕がかつてあったことのないタイプの人で、出会った当初は戸惑うことが多くて(笑)。でも、一緒に稽古をしていく中で、仲間をまとめたりしている姿を見て、やっぱそういうリーダーの器なんだなって思ったことが何度もあって。

この間「探偵東堂解の事件録-大正浪漫探偵譚-」で一緒になったときに演技を見て、また違う一面を感じて。本人いわく、同じ事務所の大薮丘にすごく影響を受けたらしくて、そういうごく身近な人からも素直に吸収できるのがすごいなと思いますね。

いいものを作ることに対してすごく誠実というか、何でも意見を言うんですよね。芝居でここをこうしてって言われて、実際にやってみて違和感があったら、どんな先輩でもちゃんと意見を言う。そして注意されたら素直に取り入れるし。そういうスタンスが変わらないところはずっと一目置いています。

■ 今までとは比べものにならない大きな劇場での芝居

──2019年3月には、千葉の舞浜アンフィシアターで行われたTHE2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ第8幕「TSUKINO ENPIRE-Unleash your mind.-」に出演されました。

磯野大:これは本当にすごいなって思いました。驚いたのが、出演者がみんなキラキラしているのに、ほぼ僕より年上なんですよ!(笑) 本当にびっくりしました。舞台上でちゃんとその役そのものに見えて、そのぶん裏では電池が切れたみたいなギャップもすごいなって思いました(笑)。全ての力を舞台上で注いでいるのが分かりました。

何より会場の大きさも桁違いで、一番後ろのお客さんの顔が見えないんですよ。でもペンライトが光っているから、お客さんがいるのは分かる。みんな笑顔で、その光景がすごくきれいで印象的でしたね。

──磯野さんは独特の雰囲気というか、すごく落ち着いていますよね。

磯野:よく実年齢より年上に見られるんですよね。だから「ツキステ。」に出ていたキャストの方々がすごくフレッシュに見えたのが衝撃でしたね。

「東京ワンピースタワー」も、2.5(次元)の枠ではあるんだろうけど、キラキラとはまた違うなって感じました。ライブパートの動き方とかダンスは本番ギリギリまで調整していて、僕もそういうタイプなので共感できるし、そういう姿勢は崩したくないなと思いました。僕たちは芝居パートだったんですけど、芝居で呼ばれているっていうのもうれしかったです。だからこそ主人公たちをキラキラ見せるためにどう芝居をしたらいいのかを考えたりして、すごくいい経験になりました。(ザテレビジョン・取材・写真:岩永聡美)

最終更新:7/18(木) 19:07
ザテレビジョン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ザテレビジョン

株式会社KADOKAWA

週刊ザテレビジョン35号
8月21日

定価:390円

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事