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「親が先生役」をすると子どもは自立できない

7/18(木) 6:10配信

東洋経済オンライン

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

中学3年の息子について相談です。間違った問題の振り返りをまったくしません。どこが間違ったかを確認せず、回答を赤ペンで写して丸にする。できたつもりになる作業をして終わります。解答を見たり、先生に聞いて、それだけでできたつもりになって、その後、自分で解くことはしません。
英語でわからずに空白だったプリントがあったので解き直すように言いました。受動態を能動態に変える穴埋め問題です。穴埋めの部分だけを暗記し、文章自体は書けませんでした。しかも、正解がわからなかったので、自分で思い出して書いた回答を暗記していました。正しいかもわからないものを暗記して穴埋めしてできたと思う。理解するために考えることができません。

小学生の頃からこの繰り返しで、いくら言っても直りません。本人が気づかないとどうしようもない問題なのですが、何かあればアドバイスをお願いします。
(仮名:山本さん)

■間違ったアプローチ方法でいくらやっても直らない

 まず、最大の問題は、「親が先生をやっている」ことにあります。中学校3年の子どもの勉強内容や出来、不出来の細かい分野を、親がなぜ詳しく知っているのか、そこに問題があるのです。

 「いくら言って直らない」ということですが、何回も言っているから直らないのです。

 改善しないことを何度もやって、それでも一向に変化がないということは、そのアプローチ方法は完全に間違っていることを意味します。早く、この矛盾に気づかないといけないでしょう。

 今のアプローチを続けていると、高校に入ってからも、「うちの子は数学のベクトルの計算をよく間違える」とか言うようになります。

 大学に行くと、「うちの子は必修科目の経済概論で点を落として留年するかもしれないので、どうしたらいいか?」となり、就職活動では、「うちの子、面接で受けが悪く、コミュニケーション能力を引き上げるにはどうしたらいいか?」となります。

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最終更新:7/18(木) 6:10
東洋経済オンライン

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