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離婚したい!と思ったときに「家を売るといくらになるか」調べる際は、査定書が自宅に届かないように注意しよう

7/18(木) 6:45配信

ダイヤモンド不動産研究所

離婚をきっかけに、マンションなどの不動産を売却される方が増えています。「不動産の査定をして下さい」と依頼して来られる方が30代なら「あっ! 離婚かな」と思ってしまうほどです。そこで今回は、離婚を原因として自宅を売却する際に、「価格査定で注意すべきこと」をお伝えしていこうと思います。

離婚の意思を、まだ配偶者に伝えていない人は必読

 離婚に伴い、「自宅の価格を知りたい」と思ったときに、最も手軽な方法の一つとして挙げられるのが「不動産一括査定サイト」の利用です。

 不動産一括査定サイトなら、所有不動産の概要や個人情報を入力するだけで、6社ほどの不動産仲介会社に対して査定依頼を行えるので、簡単かつ複数のプロの意見を聞くことができて参考になります。

 しかし、離婚に向けた配偶者との話し合いが「現在どの段階なのか」によっては、不動産一括査定サイトの使い方に少し注意が必要です。

 実際に、離婚がきっかけで不動産査定を依頼される方は、主に以下の3つの段階に分かれます。

(1)離婚の意思を配偶者に伝えていない段階
(2)離婚に向けた話し合いの途中
(3)離婚が成立、もしくは、ほぼ成立する見通しが立った段階 このうち、(2)と(3)の段階であれば特に注意することは無く、不動産一括査定サイトを通じて粛々と売却活動を進めていくだけです。

 一方、少し注意が必要なのは、(1)の「離婚の意思を配偶者に伝えていない段階」です。

 不動産一括査定サイトは、一般の不動産所有者から見れば、不動産の価格査定を複数の不動産仲介会社に対して無料&一括で依頼できるのですから、便利で使い勝手の良いサービスといえます。

 しかし、不動産仲介会社側から見ると、最初から「競合ありき」のサイトですので、同業者間での苛烈な競争が待っています。

少し注意が必要な理由は「不動産一括査定サイト」のビジネスモデルと関係あり

 不動産一括査定サイトに加盟している不動産仲介会社は、1件の問い合わせを受けるたびに、およそ9000円~1万3000円の料金を不動産一括査定サイトの運営会社に支払います。

 ほとんどの不動産一括査定サイトが、このような"反響課金"の制度を採用しており、反響課金である以上、「他の不動産仲介会社に負けた」「お客様と会えなかった」「お客様に電話に出てもらえなかった」など、仕事につながらなかった場合でも1件当たり、上記の料金が発生するのです。

 そのため、一括査定サイトに加盟している不動産仲介会社は、問い合わせ後、すぐに電話を掛けられる体制づくりを進めており、中には一括査定サイト対応用のコールセンターを設置している会社もあると聞きます。

 こんな風に書くと「商売なのだから競争が激しくて当たり前だ! 不動産屋がどう思おうと、われわれ一般の利用者には関係ないじゃないか! それに、そもそもこんな話と、離婚を原因として自宅を査定する際の注意点と何の関係があるんだ!」と怒られてしまいそうですが、別に不動産仲介会社の肩を持とうとしている訳ではございません。

 ここで知っていただきたいことは、不動産一括査定サイトに加盟している不動産仲介会社は、1件の問い合わせを受けるたびに、9000円~1万3000円くらいの料金をサイト運営会社に支払う義務が発生するため、「必死になって連絡をしてくる」ということなのです。

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最終更新:7/29(月) 10:50
ダイヤモンド不動産研究所

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