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「所帯持ちvs未婚」幸せな老後を送れるのはどっち?

7/18(木) 15:54配信

週刊SPA!

 70歳まで働く時代は、既婚にも未婚にも等しく訪れる。家族がいてにぎやかではあるがライフイベントも多いため、出費も多そうな所帯持ち。一方、金銭的には気楽に見えるが、孤独さもにじませる独り身。それぞれはいかなる認識を持っているのか? そこで、今回、40代の既婚と未婚男性各300人を対象に、老後への展望に関するアンケートを実施した。

「社会とのつながり」を保つことが生活を安定させる

 まず、「70歳になったときに、年金以外にどの程度の収入を得ていたいか(Q1)」という問いに対して、既婚者で最も多い回答は「200万~300万円未満(72人)」。一方、未婚者は「100万~200万円未満(81人)」が最多。家族の扶養負担の有無からなのか総じて既婚者のほうが高めとなった。

 また、「65歳以降も働いていたい理由(Q2)」について問うと、既婚者は「収入(54.6%)」「社会との接点(42.3%)」など、人とのつながりを求める声が上位に。実際に「老後に向け、今から万が一のときに相談できる人脈を増やそうとしている」と語るのは、証券会社勤務で3人の子供を持つ田中道夫さん(仮名・48歳)。

「妻は体が丈夫ではなく、ずっと専業主婦ですが、僕自身の給料も高かったので、一人で今後も家計を支えるのは問題ありません。金融資産も2500万円はあるので、当座は心配もないです。ただ、社会との接点がなくなるのが不安なので人間関係維持のため、今後も働き続けたいです」

 一方、未婚者は働く上で求める要素として「収入(70.6%)」が圧倒的1位を獲得。この結果を踏まえて、「独り身はとにかくお金が大事」との信念を主張するのが、メーカーに勤務しながら独身を貫く正木靖さん(仮名・49歳)。

「30代を超えたあたりから、一人で老後を迎える前提で人生設計を考えました。節約のため、団地へ引っ越したり、付き合いを減らしたりと、支出を最小限に。周囲には馬鹿にされましたが、いざというときに妻や子が助けてくれる既婚者と違い、未婚者はお金以外に頼るものはない。仕方ありませんが、60代以降もお金を最優先に働きますよ」

 幸せな老後のために、「人とのつながり」を求める既婚者と、「老後の資金」を重視する未婚者。対比を見せる両者だが、その戦略、実は“逆”だという。「既婚者ほど、若いうちからマネープランを考慮すべき」とはシニア人材紹介会社社長の郡山史郎氏。

「50代以降の人生は『競争』より『共存』。若い頃のようにお金や出世のために働くのではなく、周囲の人と力を合わせ、社会に貢献できる働き方をするのが理想的です。ただ、50代くらいまでに教育資金や住宅ローンなどの返済の算段がつかなかった人は、ある程度の収入が必要なので、現役と同じようにバリバリ稼がなければならず、競争社会から抜け出せない。幸せな人生の後半戦を送るのであれば、40~50代のうちに生活水準を下げて、定年後を見据えた暮らしをするなど、身の丈に合ったマネープランを整えておくことが大切です」

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最終更新:7/18(木) 15:54
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