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インド最後の秘境「タワン」を訪ねて 息づく東ヒマラヤのチベット文化〈週刊朝日〉

7/22(月) 16:00配信

AERA dot.

 インド最北東部、アルナーチャル・プラデッシュ州の町タワン。そこに暮らす人々の多くはチベット仏教を信仰し、伝統的な民族衣装を纏(まと)う。インド最後の秘境を求める外国人観光客を魅了する町を歩いた。

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 山の峰々が果てしなく続く険しい山道を車がひたすら進む。途中、標高4114メートルのセラ峠を越え、美しい滝を目にしながら、インド最北東部アルナーチャル・プラデッシュ州の秘境に入ったことを実感する。アッサム州を発ち、2日がかりでやっとタワンの町に到着した。

 標高3048メートルの山沿いに広がるこの町にはモンパ族の人々が多く暮らす。出会う人々の顔立ちはチベットの民族に似て、チベット仏教の寺院も多いことに気がついた。

 丘の上に建物群が連なるタワン僧院があった。中にダライ・ラマ14世の肖像があり、祈りを捧げる人がいた。彼が2017年に訪問した時は、はるか遠くから数万人が訪れたという。町にはダライ・ラマ6世の生地とされる寺もある。夕方に訪ねると一人の僧が、6世の手形や歴代ダライ・ラマの肖像画を見せてくれた。静かな時間が流れる中、地元の、高地のシャクナゲのお香の甘い芳香が漂うのだった。(文/石井真弓)

※週刊朝日  2019年7月26日号

最終更新:7/22(月) 16:00
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