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【専門家解説】タバコを吸う飼い主さん必読! 犬が受動喫煙する本当のリスクとは?

7/19(金) 21:35配信

いぬのきもち WEB MAGAZINE

タバコを吸っている飼い主さんは、犬の受動喫煙の危険性を理解しているでしょうか? 

日頃から愛犬のために対策をしているという人もいるかもしれませんが、思いのほか犬への影響度は高いようです。

タバコを吸う飼い主さんに知ってほしい事実を、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。

タバコの副流煙・受動喫煙 犬への影響は?

ーータバコの副流煙は、犬にどのような影響があるのでしょうか? 

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まず、タバコの『主流煙と副流煙の違い』を知る必要がありますね。

主流煙とは喫煙者が吸い込む煙のことで、副流煙とはタバコの先から出る煙のことを言います。

また、受動喫煙とは室内またはこれに準ずる環境において、他人のタバコの煙を吸わされることを言います。

厚生労働省によると、副流煙に含まれる有害物質は主流煙よりもニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍多く含まれ、また発がん性のある化学物質であるベンゾピレン、ニトロソアミンなども含まれています。

人において受動喫煙による肺がんと虚血性心疾患の死亡数は年間約6,800人と言われています」

ーー人の場合も、受動喫煙の問題がよく言われていますよね。

獣医師:
「そうですね。このように人では注目されていますが、犬ではどのような影響があるのかを考えてみましょう。

犬では受動喫煙により、『肺がん』『鼻腔がん』『副鼻腔がん』などの発生率の増加が報告されています」

犬の特徴によって、なりやすいがんの種類にも差が

ーー犬によっても、がんの発生率は変わってきますか? 

獣医師:
「長頭種では、発がん物質にさらされる鼻の面積が広いため『鼻のがん』にかかることが多く、短頭種~中頭種では多くの発がん物質が肺に到達するため、『肺がん』に罹患することが多いようです。(※1)

また、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患のリスクも高まります。犬とタバコの煙に関する報告は古くからありますが、最近では犬のリンパ腫とタバコの煙の関連性についての興味深い論文も報告されています(※2)」

ーーやはり、タバコの煙は犬にとっても害になってしまうのですね。

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最終更新:7/19(金) 21:35
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