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【バイクで巡るニッポン絶景道】これぞ日本の原風景! 周山街道/鯖街道[京都府]#モトツー

7/19(金) 5:30配信

WEBヤングマシン

~国道162号線 周山街道/鯖街道~

『バイクで巡るニッポン絶景道』シリーズは、ヤングマシンの姉妹誌であるモトツーリング編集長カン吉(神田英俊)が案内人。第41回は、京都盆地西縁の山麓に沿って走る、関西方面の定番ロードをご紹介。正式名称は国道162号線だが、鯖街道のほうの名で一般的に知られている。

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TEXT:Hidetoshi KANDA

日本の原風景を感じる、変化に富んだ爽快な絶景道

京都盆地から日本海へダイレクトに連絡するメインルートで、古来より物流の大動脈として栄えた歴史ある街道。西縁の山麓に沿って走る、関西方面では大定番のツーリングロードでもある。物流の主な製品は魚介類、なかでも鯖が特に多かったことから“鯖街道”と呼ばれており、その名称は現在も頻繁に使用されている。現在の正式名称は“国道162号線”だが、“鯖街道”の方が今でも通り名としては一般的かもしれない。

鯖街道と呼ばれはじめたのは、交通機関が整備される以前のこと。福井県の若狭湾で獲れた鯖は、主に徒歩で京都へと運搬されていた。福井で塩漬けにされた鯖は、京都に着いた段階で絶妙な塩加減になり、大変な人気だったと言われる。また、冬期に運搬された鯖は塩と寒気で身が締まり、特に珍重された。まさに、鯖のための道だったわけである。

現在も日本海へ至るメインルートであり、特に京都市内~小浜市の区間は山林と里山風景の美しいルートとして有名。通称“周山街道”とも呼ばれ、ライダー達にも人気の道だ。見どころやグルメスポット等も点在しており、観光にもお勧めのルートとなっている。

周山街道のハイライトは、やはり里山風景の美しい丹波高原周辺だ。中でも美山町の“美山かやぶきの里”は、築200年前後の茅葺き古民家が密集する独特の景観が人気のスポット。周山街道より少々寄り道にはなるものの、ぜひ立ち寄っておきたいポイントだろう。その他、ルート上には日本の原風景とも言える美しい里山風景が点在。道路の様相として、決してダイナミックな展望ポイントがある訳ではないが、心安らぐ緑の風景に癒される安心感のある路と言えるだろう。

四季を通じて変化に富んだ風景が楽しめるため、飽きのこない様相が嬉しいルートだが、特におすすめは春。新緑はもちろんだが、見事な桜スポットが点在しており、この時期ならではの美しさが楽しめる。また、ライダースイベントで有名な日吉ダムもこのルート近辺。近畿ライダーにとっては、今年も様々なイベントで周山街道を走る機会は多いかもしれない。

ただし、近隣では有名な取り締まり強化路線でもあり、スピードは常に控えめを心掛けて走行したい。

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最終更新:7/19(金) 5:30
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