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【ホンダF1活動第2期の10年 その11】圧倒的な強さはなかったが、マクラーレン・ホンダMP4/6の連覇が続く

7/19(金) 18:30配信

Webモーターマガジン

ホンダは2種類のエンジンを開発、マクラーレンには新開発のV12を供給

1991年、ウィリアムズ・ルノーの台頭が著しく、チャンピオン争いはマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナとウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルとの間で繰り広げられたが、セナが鈴鹿で3度目の、そして生涯最後のチャンピオンを獲得した。

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この年、ホンダはマクラーレンに加えて、ステファノ・モデナと中嶋 悟が所属するティレルにもエンジンを供給することになった。ただし、マクラーレンには新開発のV12気筒エンジン(RA121E)、ティレルには前年の進化型のV10気筒エンジン(RA101E)を供給している。

マクラーレンに投入された新開発のV12気筒エンジン(RA121E)は、ホンダが理想とする燃焼を追求したもので、可変吸気システムを採用、V10よりもむしろ軽量化されていた。ただし当初はパワーがいまひとつ伸びず、ライバルのトラブルにも助けられて開幕4連勝を飾るものの、ウィリアムズ・ルノーに次第に太刀打ちできなくなっていく。

マクラーレン・ホンダが再び息を吹き返したのは夏のことだった。ハンガリーGPでホンダは新バージョンのエンジンを投入し、シェルもこれに合わせて特殊燃料を開発、さらにマクラーレンも軽量なシャシを新たに開発した。この効果は大きく、ハンガリーGP、ベルギーGPを連勝し、ウィリアムズ・ルノーに傾きかけていた流れを食い止めた。

さらに日本GPでは全面的にセッティングを変更した「鈴鹿スペシャル」を投入。セナがここで3度目のチャンピオンを決めた。さらに、最終戦オーストラリアGPで1位、3位に入り、マクラーレン・ホンダは4年連続のダブルタイトルも決めている。

ちなみに、ホンダエンジンユーザーが5年連続のドライバーズチャンピオンに輝き、6年連続でコンストラクターズタイトルを獲得した。しかし、ホンダの連続タイトルもこの年が最後、もはやパワーだけで勝てる時代ではなくなっていた。(写真:金子 博)

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最終更新:7/19(金) 18:30
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