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Unicodeのサイト刷新で、「新しい絵文字」の提案がもっと簡単になる

7/19(金) 19:47配信

WIRED.jp

ツイートするときにマヤ文字を使ったり、メールへの返信を完璧な感じにするためにファイストスの円盤に使われる象形文字を使ったりする──。そんなことをしてみたいと思っていたなら、ユニコードコンソーシアムに感謝すべきだろう。

「絵文字」を強調したデザインに刷新

この非営利団体は、さまざまな言語の文字をデジタル時代にふさわしい形式にコード化し、画面のなかに永久保存すべく活動している。まるで琥珀に閉じ込められた太古の生物のようにだ。

過去にコンソーシアムは、メロエ文字草書体 、カナダ先住民文字、リュディア文字などをインターネットで利用できるようにコード化し、“保護”している。なかでも最も謎めいた対象であるのが「絵文字」だ。「英語から中国語、チェロキー語、ロヒンギャ語まで、Unicodeはデジタル時代においてあらゆる文字を保存することを使命にしています」と、コンソーシアムの理事長であり共同創設者のマーク・デイヴィスは言う。

“90年代”で止まっていたデザイン

絵文字を採用したおかげで、Unicodeの人気は過去10年で着実に高まってきた。しかし、コンソーシアムのウェブサイトのデザインときたら、“聖書の時代”からまったく進化していなかった。正確には、ウェブの聖書時代とでも言うべきかもしれない。つまり1990年代だ。

古めかしいデザインではあるが、機能面では特に問題はなかった。例えばハングル文字の情報が必要なら、わりと簡単に見つけることができたのだ。

しかしいまや、文字規格などまったく関心のないユーザー層がUnicode.orgに押しかけるようになった。こうした層がUnicode.orgに来るのは、このサイトに行けば新しく採用してほしい絵文字を提案できるという“風の噂”を聞いてのことである。「白ワインの絵文字は」「スライムを表す絵文字は」「お姫さまの絵文字を赤毛にしてほしい」──といった具合だ。

だが実際のところUnicode.orgは、こうしたニーズにきちんと対応できていなかった。「これまでのサイトは、なんというか『Web 1.0』っぽいですよね」と、コンソーシアムの役員であるグレッグ・ウェルチは言う。「非常に機能的で重要な情報を多く揃えていますが、インターフェースの水準が現在の一般ユーザーに適したものになっていませんでした」

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最終更新:7/19(金) 19:47
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