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19年落ちフェラーリが新車に戻る!? 約13万円のボディコーティングに価値はあるのか?(連載:29歳、フェラーリを買う)

7/19(金) 21:13配信

GQ JAPAN

下取り価格アップ間違いなし!? な、美しさ!

夕方、仕事を終えてKeePer LABO 世田谷店に向かう。コーティングが一通り終わったという。訊くと、複雑な板金や研磨がない場合、1日で施工は終わるという。すべての作業に要する時間は約8~9時間だ。

ドキドキしながらピットに向かう。12万6000円も投じたのだから、素晴らしい完成度であると想像する反面、微妙な仕上がりだったらどうしよう……と、不安になる。

が、心配無用だった。対面した360モデナは、驚きのツヤだったのである。

「こんなに綺麗になっちゃったの!?」と、ただただ驚くばかりである。ボディを見ると、己の姿がよく映っている。たとえるなら、先日、取材で乗ったトヨタ「センチュリー」並みの輝きだ。センチュリーも塗装やツヤに相当こだわったというが、まさに近いものがある。

「もともと綺麗な状態のクルマでしたから、ツヤがしっかり出ています」と、伊藤さんは話す。ちょっと誇らしい。

気になっていたフロント部分の小傷も目立たなくなっていたし、なによりリアの“跳ね馬”エンブレムの輝きがまるで違う。

「メッキ部分は、とくにツヤと輝きが増しますね」と、伊藤さんが言う。

あまりの美しさに、これから乗って帰るのが惜しい。新車時を知らないゆえ、なんとも言えないが、“新車のような輝き”というたとえは、あながち間違っていないと思う。

なお引き取り時、ピット内にはメルセデスAMG「C63S」、BMW「X1」、ミニ「クロスオーバー」、メルセデス・ベンツ「S560」があった。伊藤さんが、「輸入車の施工は多いので、自信があります」と、言っていたのは本当のようだ。

帰り、近くのスーパーに立ち寄った。屋内駐車場に停めた360モデナは、蛍光灯に照らされ光り輝く。「なんて美しいんだ!」と、あらためて思うとともに、「そんなに違いはないんだろうなぁ」と、最初思っていた己を恥じる。

と、同時に「これなら下取り価格もアップするのでは……?」と、思い口元が緩む。もしかすると、施工代金を取り戻せるのでは!? と、ついつい期待してしまった。なぜなら(取材日の)3日後はいよいよ、車検でクルマをディーラーに入庫させるのだから。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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最終更新:7/19(金) 21:13
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