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暗号化はわずか17% アダルトサイトのユーザー追跡するGoogle、FB、オラクル……

7/19(金) 18:25配信

ニューズウィーク日本版

ユーザデータが送信されていたのは?

米マイクロソフト、カーネギーメロン大学とペンシルバニア大学の研究者が行った調査から、成人向け(アダルト)サイトを閲覧したユーザーデータの送信先が明らかになった。


ニューヨーク・ポストによると、2万2484件のアダルトサイトのうち93%が、外部企業が保有する7つのドメインにデータが集まっていた。

マイクロソフトの通信研究者エレナ・マリスらが、オープンソースソフトウェアツール(OSSツール)「webXray」を用いて2万2484件のアダルトサイトをスキャンし、サードパーティからのデータ要求を解析したところ、ユーザデータの転送の4分の3以上が、外部企業によって作られたトラッキングクッキーを使用して行われていたという。

この外部企業には、グーグルをはじめとする聞き慣れた名前が揃う。グーグルとその子会社が追跡していたのは、これらのアダルトサイトの74%で、オラクルは24%を追跡していた。

インスタグラムなどSNSの様々なプラットフォームを擁するフェイスブックの名前も挙げられた。ヌードやポルノコンテンツに厳しい規制を強いているのに、調査対象の2万2484件のアダルトサイトのうち10%でトラッキングクッキーを使っていたという。

暗号化されていたのはわずか17%

また、対象のサイトでユーザデータが暗号化されていたのはわずか17%で、それ以外は漏洩の危険性があると報告された。マリスは「追跡をしていた外部企業は、訪れたサイトのURLから性的嗜好を推論するかもしれない」とニューヨーク・タイムズ紙に語っている。その上で、マーケティングや消費者データベースを構築するためにこのデータが使われたり、販売される危険性を示唆した。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

最終更新:7/19(金) 18:25
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