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積立投資で「アクティブファンド」を選択するメリットとは?

7/19(金) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

インデックスファンドとアクティブファンドにはそれぞれメリットがありますが、積立投資の観点から見た場合はどうでしょうか? それぞれを検証してみましょう。※本記事は、コモンズ投信株式会社代表取締役社長兼最高運用責任者の伊井哲朗氏の著書、『97.7%の人が儲けている投資の成功法則』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、長期投資を成功させるポイントを解説します。

低コストが魅力の「インデックスファンド」だが…

ここ数年来の傾向として、インデックスファンドが人気を集めています。なかには「インデックスファンドにあらずんば投資信託にあらず」といった主張をされる方もいるようですが、インデックスファンドなら何でもいいという風潮は、さすがにバランスを欠いた議論ではないでしょうか。

なぜインデックスファンドをそこまで支持するのかというと、多くのインデックスファンド支持派がまずおっしゃるのは、「コストが安いから」ということです。

たしかに、インデックスファンドはそもそも調査コストがかかりませんから、運用管理費用がアクティブファンドに比べて安く設定されています。最近では、インデックスファンドであればお金が集められると考えたからかどうかわかりませんが、非常に低廉なコストのインデックスファンドを設定する投資信託運用会社も出てきました。

もともと、インデックスファンドではETFが運用管理費用の安さで注目されていましたが、最近はETF以外のインデックスファンドでも、ETF並みの運用管理費用で運用されているものがあります。

「リターンを1%上げるのは非常にむずかしいし、優れたファンドマネジャーを個人が見分けるのは不可能に近い。けれども、アクティブファンドに比べて運用管理費用が1%安いインデックスファンドを探すことはできる。運用管理費用を1%節約することは、運用利回りを1%上げるのと同じ効果だ」

コストももちろん大切ですし、長期の運用になればなおのこと重要性は増します。しかし、私自身は、インデックスファンドかアクティブファンドかではなく、どちらも必要との考え方です。そもそも、まともなアクティブファンドが市場原理を働かせる(良い会社が買われて、悪い会社は売られて産業の新陳代謝が行なわれる)ことで、はじめてインデックスのパフォーマンスも上がるはずだからです。市場がすべてインデックス投資家ばかりになると、ゾンビ企業が増え続けることになってしまいます。産業界の新陳代謝や市場の活性化の観点からも、良質なアクティブファンドは必要だと考えています。

また、もちろん投資対象としてより高いリターンを得られる可能性があるのはインデックスなのか厳選されたアクティブの銘柄群なのかという視点もありますが、もうひとつ、運用で絶大な効果をもつ「積み立て」に向いているのはインデックスなのか厳選された銘柄群なのか、という視点もあると思います。ここではまず、後者の積み立てに向いているのかどうかという視点から、インデックスファンドよりもアクティブファンドのほうがいい、ということを書いていきます。

たとえば、積立投資をしているうちにマーケット環境が悪化して基準価額が大きく下げたとき、そのまま積立投資を継続できるかどうかです。インデックスファンドは、「日経平均株価やS&P500などのインデックスと、ほぼ同じ値動きを実現できるポートフォリオを組んで運用される投資信託」です。

たとえば日経平均株価に連動するインデックスファンドを買えば、日経平均株価に採用されている225銘柄に分散投資しているのとほぼ同じ投資効果が得られるわけですが、果たしてそういう銘柄に投資して、長期間、積立投資をするモチベーションが維持できるでしょうか。

私は、なかなかむずかしいのではないかと思います。たとえば、日経平均株価に連動するインデックスファンドに投資をしていたとすると、日経平均株価は225社に幅広く投資されていますが、日経平均株価が下落するときは、日本の景気が悪くなっているタイミングだったりします。当然、テレビや新聞などのメディアは日本経済が悪化していることを報道しています。これでは当分、景気は持ち直しそうもないなという気分になりますから、日経平均株価を利用して投資を続けることに躊躇したくなります。

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最終更新:8/2(金) 18:51
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