ここから本文です

沢村一樹、田中圭らの芝居に「僕はもう圧倒されっぱなしでした」<「劇場版おっさんずラブ」連載vol.2>

7/19(金) 8:00配信

ザテレビジョン

■ このドラマは一体…!?と思った記憶があります(笑)

作品に"波乱”を巻き起こす存在として、「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」(8月23日(金)公開)から新たに加わることになった沢村一樹。昨年放送された連続ドラマも「目にしていた」と言い、その印象を次のように語る。

【写真を見る】「とにかくうさんくさい感じに見えれば」と演技を振り返る沢村一樹

「奥さんに勧められて見るようになったんですけど、あるとき、黒澤部長(吉田鋼太郎)が"はるたん(春田)”(田中圭)の腕を触るシーンがあって…。そこで鋼太郎さんが、ただ腕を触るんじゃなくて、指をサワサワって動かしたんですよね。

それを見たとき、えっ!?て(笑)。このドラマは一体…!?と思った記憶があります(笑)。あれは多分、あまたの経験をされてきた鋼太郎さんじゃないとできないしぐさ(笑)。そんなふうに、ひき付けられるところがドラマの端々にありましたね」

"楽しんで見ていた”という作品に、出演する側となった沢村。オファーを受けたときは、どう思ったのか。

「ドラマが放送されていたとき、僕もちょうど『未解決の女 警視庁文書捜査官』('18年テレビ朝日系)をやっていて、テレ朝に出入りしてたんです。そこで『おっさんずラブ』のスタッフの方とお会いするたびに、ドラマ面白いねって話をよくしていたんですけど…。(出演が決まったのは)それが効いたのかな?って思いましたね(笑)」

演じるのは、天空不動産に新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで、春田らの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅。

「正直、演じるのは難しかったです。狸穴については、最初に瑠東(東一郎)監督から、時代劇で例えると徳川家康ですって言われて。つまり、腹の中がよく見えないっていうことなんですけど、それをずっと意識しながら演じ続けるのは苦労しましたね。とにかくうさんくさい感じに見えればいいなっていうことだけを考えながら演じていました」

■ 3人とも、ものすごい熱量の芝居をするんです

主演の田中をはじめ、キャストたちが「この作品にしかない雰囲気がある」と口をそろえる本作の現場。ドラマから引き継がれたチーム感も含め、そこに入っていくプレッシャーはなかったのだろうか。

「ドラマを見ていたこともあって、初日はそんなでもなかったですね。田中くんは本当に自然体だし、鋼太郎さんも終始ニコニコされていて。僕が途中から入ってくる人間だから、気を使ってくださっていたと思うんですけど、芝居の入りとしてはすごく入りやすかったです」

そう振り返る彼に、吉田が「(沢村との)最初のシーンで躊躇(ちゅうちょ)なく向かってきてくれたことに助けられた」と話していたと伝えると…。

「本当ですか…!いや、僕は台本にある通りに演じたつもりなんですが(笑)。でも鋼太郎さんは、台本に縛られずにかかってこいよ!というタイプの方だと思うので…。"あっ、台本通りにやってきた!”みたいに思われてたのかな…と思っていました(笑)。

撮影が進むにつれて、彼らにしか出せない空気感・結束力のようなものも感じて。普通ならどんどんなじんでいくはずが、逆に時間がたてばたつほどアウェーに感じるときもありました(笑)。もちろん、彼らと敵対する役ってこともあったんですけど、1クールでこんなに結束が固まるんだってくらい、素晴らしいチームワークだな、と思いました」

中でも、田中と牧凌太役の林遣都、吉田の演技には圧倒されたそう。

「3人とも、ものすごい熱量の芝居をするんですよ。いい意味で、クレイジーにも程があるっていうくらい(笑)。僕はもう圧倒されっぱなしでした。当然アドリブも多いんですけど、ただ、そこに僕がむやみに入るのはちょっと違うのかなとは思いました。

というのも、このキャストの皆さんのアドリブって、実はすごくセンシティブにやられている気がしたんです。ふざけ過ぎてないし、どんなアドリブでも、ちゃんとそこに感情があってやっているのかっていうところを大事にしていると思って。

もちろん自分なりに遊んだ部分もあるんですけど、それがわざとらしくなっていないか、ちょっと心配です。そのさじ加減が、田中くんたちだけでなく、天空不動産のメンバーも含めて、皆さん絶妙で。ここは遊んでもいい場所だってところで、ギリギリセーフな遊び方をしてらっしゃるんです。

これって誰もができることじゃないと思うんです。このチームならではのあうんの呼吸というか。なので、今回僕と志尊(淳)くんが出ることで作品に何か新しい風が吹いていればいいなと思いつつ、個人的にはもう1クール分の時間が欲しかったとも思う現場でした(笑)」

■ 田中圭のここがすごかった!

「何より、この現場をリードしているのが田中くんでした。とにかく自然体で、言動全てが"はるたん”。せりふがせりふじゃなく、彼の言葉として伝わってくることには正直焦りました」

■ 吉田鋼太郎のここがすごかった!

「鋼太郎さんはやっぱり芝居を知り尽くしてらっしゃる方でした。ぜひまた共演させていただきたいです。でも、もしそれが舞台だったら鋼太郎さんと2人で向き合ったら勝負にならないです(苦笑)」

■ 林遣都のここがすごかった!

「林くんは間違いなく憑依型。今回、一緒のシーンが多かったのですが、僕と2人でいるときと、はるたんもいるときとでは目つきが違う。繊細な感情を表現する演技に圧倒されました」(ザテレビジョン・取材・文=片貝久美子)

最終更新:7/19(金) 8:00
ザテレビジョン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ザテレビジョン

株式会社KADOKAWA

週刊ザテレビジョン34号
8月16日

定価:390円

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事