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レアル・マドリード入りの久保建英、これがトップチーム昇格へのシナリオだ!

7/19(金) 6:20配信

週プレNEWS

■毎シーズンひとり上がれるかどうか
久保建英(たけふさ)がスペインの名門クラブ、レアル・マドリードへの電撃移籍を果たした。

当初は、2国間移籍の年齢制限が解ける18歳になるのを待ち、育成年代を過ごしたバルセロナへ復帰するとみられていたが、レアルが破格の好条件を提示して"日本の至宝"を強奪した形だ。

一部報道によれば5年契約で年俸100万ユーロ(約1億2000万円)、1年目はスペイン3部相当リーグで戦うBチーム「カスティージャ」に所属するが、2年目からのトップチーム昇格、もしくは可能な限りレベルの高いクラブへの期限付き移籍を認める条項が盛り込まれているという。

しかし、サッカー界でも一、二を争うビッグクラブでの成功は、並大抵の才能や努力で得られるものではない。久保の前にはどんな前途、もしくは試練が待ち受けているのだろうか。サッカージャーナリストの小宮良之氏が解説してくれた。

「カスティージャは、スペイン3部リーグでは毎シーズンのようにプレーオフを争っている上位チーム。でもカスティージャからレアルのトップチームに昇格できる選手はごく限られていて、毎シーズンひとり上がれるかどうかという厳しい世界です」

ただ、カスティージャの場合、こんな特徴もある。同じくサッカージャーナリストの西部謙司氏が言う。

「レアルは選手の個性を大事にするクラブカラーですから、仮にトップに上がれず他チームへ移籍したり、レンタルに出されたりした場合でもつぶしが利いて、活躍できる確率が高いんです。

これが、下部組織からトップチームに至るまで独特のポゼッションサッカーを一貫して叩き込むバルサの出身選手だと、身についたスタイルが特殊すぎて、他チームではハマらないことが多々あります」

でも久保は、まさしくそのバルサ出身選手なのでは?

「確かに日本に戻って以降、昨年あたりまでの久保は、いかにもバルサ育ちらしい選手でした。

しかし今年、もともと備えていた攻撃センス、例えば相手に簡単に飛び込ませないボールキープ力や、マーカーの重心の位置まで瞬時に察知してその逆を取る洞察力に加え、ポジショニング、タイミング、強度といった守備面が格段に向上し、まるで別人になりました。

つまり今の彼は『バルサっぽい』選手ではなく、『久保建英というジャンル』の選手。これまで幾多の才能あふれる有望株を取材してきましたが、短期間でこれだけ飛躍的に伸びたプレーヤーを目の当たりにしたのは初めてです」(小宮氏)

こうした彼の変貌は、FC東京というチームでプレーしたことと無縁ではない。

「FC東京は、プレッシングとリトリート(自陣に引いて守ること)をうまく使った守備に基盤を置くチーム。そしてレアルのトップチームも守備が堅く、リトリートしてからのカウンターを得意としていて、FC東京のサッカーと非常に似ています。

結果論ではありますが、バルサで鍛えられ、FC東京では当初苦しんだけれども守備を覚えてチームの首位快走を牽引(けんいん)し、レアルのカスティージャで再スタートするというのは、久保の成長過程としてひとつの理想的な流れです」(小宮氏)

■いかにもジダン監督が好みそうなタイプ
では、そのカスティージャで、果たして久保のプレーは通用するのか?

「技術的にはまったく問題なくやれるはず。そして、それってとんでもないことなんです(笑)。カスティージャに入れたというだけでもスゴいんですから。ただ、天下のレアルのBチームですから、長い目で若手を育成しようなんて気はさらさらない。

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最終更新:7/19(金) 6:20
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