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“メーヴェ”が米国の「飛行機コミケ」に参戦!

7/19(金) 17:00配信

日経ビジネス

 日経ビジネス電子版でも度々取り上げている、メディアアーティスト・八谷和彦さんの「OpenSkyプロジェクト」が、大詰めを迎えている。

【関連画像】モリナガ・ヨウさん描くホンダジェットと藤野社長(絵:モリナガ・ヨウ 2010年)。その他、こちらではカットされたショー関連の写真など、見やすい本サイトはこちら

 2003年のプロジェクト開始から17年目の今年、開発した機体「M-02J」を7月22日から28日にかけて、米ウィスコンシン州オシコシで開催される自作航空機の祭典「EAA AirVenture Oshkosh」(オシコシ・エアショー:主催は実験航空機連盟:Experimental Aircraft Association [EAA] )に持って行き、飛行展示する。

※オシコシについての記事は下記、関連記事→「 自作飛行機のコミケ? 米国「オシコシ」に絶句 」

 OpenSkyは『風の谷のナウシカ』(アニメ映画は1984年公開、原作は宮崎駿監督が描いたマンガ、全7巻で徳間書店刊)に登場する主人公ナウシカが乗って空を飛ぶ「メーヴェ」そっくりの機体(これがM-02J)を開発し、実際に八谷さんが搭乗して飛ぶというパフォーマンス・アート作品だ。

 メーヴェはちょっと目には「マンガの中なら飛ぶだろうけれど、実際にはどうだろう」と思わせる、無尾翼の航空機だ。それを実際に飛行可能な設計にまとめ上げ、制作し、さらに国土交通省の認可を取って試験飛行を行い、自らが操縦して空を飛ぶ――アートと言ってもこれは、かなり社会性が強い作品だ。社会的デモンストレーションと言っても過言ではない。

 その“メーヴェ”ことM-02Jがオシコシに行く意味は、そしてOpenSkyのこれからは――八谷さんに聞いた。

●最初のきっかけは、ホンダジェットのオシコシデビュー

松浦:いよいよ、OpenSkyも大詰めなんですよね。

八谷:そうですね。

松浦:ここまでが本当に長かったけど。

八谷:オシコシにはやっぱり持っていきたいな、と、ずっと思っていたんです。2010年に松浦さんと、それからイラストレーターのモリナガ・ヨウさんとで、ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長に会いに行ったじゃないですか。

松浦:行きましたねえ。確か展示会の展示物の仕事で。

八谷:あの時は、経済産業省系の財団法人、日本産業デザイン振興会(現・日本デザイン振興会)から私のところに「キュレーターとして展示会をやってください」という仕事が来て、それで展示会の展示物作りにかこつけて、ホンダジェットとMRJ(現・スペースジェット)を取材したんです。その時に、藤野さんから、2005年にホンダジェットがオシコシ・エアショーでデビューした時のエピソードをお聴きしたんです。

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最終更新:7/19(金) 17:00
日経ビジネス

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