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子や孫の胃がんリスクを下げる 夫婦でピロリ菌検査

7/20(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

日本の女性がかかるがんのうち、3番目に多いのが胃がん。その主因とされるのがヘリコバクター・ピロリ(以下ピロリ菌)だが、早期に除菌すれば、胃がんや胃潰瘍などの予防が期待できる。前回の「胃がんの原因ピロリ菌 胃腸からの出血リスクも増加」に引き続き、今回はピロリ菌に感染しているかを調べる検査方法を取り上げる。

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ピロリ菌はひとたび感染すると、除菌しない限り胃の中にすみ続ける。がんリスクを下げるにはまず検査で感染しているかどうかを確認しよう。胃痛などの症状があれば消化器内科を受診し、胃炎や胃がんの有無などを確かめるため、胃内視鏡検査を必ず受ける必要がある。

無症状の場合、40歳以上であれば定期的ながん検診や人間ドックに、感染を確かめる検査が含まれていることが多いので、それらを活用しよう。異常(陽性)が認められたら消化器内科を受診し、先述の流れになる。

ちなみに、ピロリ菌の感染を調べる検査は、自費でも2000円程度から受けられる。40歳未満で自治体の検査対象にならない場合、親や祖父母が胃がんを経験している人など、心配がある人は検査を実施している近所の医療機関で受けられないか相談してみよう。

感染していても無症状の人が多いだけに、知らないうちに子や孫の世代にうつし、みすみす胃がんの発症リスクを高めてしまうことは避けたい。「結婚するタイミングなどの節目でピロリ菌の検査を受けておくことは、自分と、将来の自分の子どもや孫の胃がんリスクを下げることにつながる。配偶者も一緒に受けるのがいい」(東海大学医学部の鈴木秀和教授)。

ピロリ菌感染を調べる検査方法は表のとおり。血液や尿などで、感染していると高値になる抗体の量で判断する方法と、胃粘膜を採取し観察や培養で判断する方法に大別される。健診などで広く行われているのは血液検査で、採血による血糖値や中性脂肪値といった、他の項目と一緒に調べられる。

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最終更新:7/20(土) 12:15
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