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外様の登用で成功したAZやPSV。フェイエノールトはどうする?

7/20(土) 11:03配信

footballista

どうなる、フェイエノールトの人事

 フェイエノールトのヤン・デ・ヨング社長が7月17日、退任した。2016-17シーズンのオランダリーグで18年ぶりに優勝したフェイエノールトは一気にアヤックス、PSVとの差を縮めようとしたが補強に失敗し、戦力的にも財政的にも差は開くばかり。ジオバンニ・ファン・ブロンクホルストの後任としてヤープ・スタムが監督に就いたばかりの中、クラブ一丸となって再建を期すべき時期だが、強化責任者シャーク・トローストの肩書きも“暫定テクニカル・ダイレクター”に過ぎず、組織が心もとない。

 デ・ヨング社長が突然、フェイエノールトを去ることになり、オランダで一斉に湧き出したのが「ロバート・エーンホールン待望論」だ。2017年11月、エリック・フッデ(現オランダサッカー協会プロッサッカー部門ダイレクター)が社長を辞めたときも、今年4月、デ・ヨングに厳しい批判が浴びせられたときにも、エーンホールンは「次期フェイエノールトの社長候補」として名前が挙がっていた。

 エーンホールンはロッテルダムのネプチューヌスでデビューし、ニューヨーク・ヤンキース、アナハイム・エンゼルス、ニューヨーク・メッツで大リーガーとして活躍したショートだった。オリンピックは1988年ソウル大会(ただし野球はデモンストレーション競技だった)、2000年シドニー大会に出場している。

 野球のオランダ代表監督に就いたのは2001年のこと。アメリカで活躍する元オランダ領出身の野球選手に国籍を取得してもらい、代表チームを強化する方針を定めた。年齢こそ離れているが親友のデーブ・ジョンソン(かつて巨人の三塁を守った大リーガー)をコーチに招いたのもエーンホールンだった。オランダ野球協会のダイレクターとして2011年にはワールドカップで優勝を果たし、オランダ国民を大いに驚かせた。

 エーンホールンはフェイエノールトを応援しており、サッカーが得意であることから同クラブのベテランチームでプレーしていた。フェイエノールトは彼の知名度を活かし、アンバサダーとして任命し、欧州カップ戦のアウェーゲームなどに帯同させ、スポンサーたちの応対を任せた。このように、エーンホールンとフェイエノールトとの結びつきはかねてからあった。

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最終更新:7/20(土) 11:03
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