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老後資金、結局いくら必要?|『定年後に泣かないために、今から家計と暮らしを見直すコツってありますか?』

7/20(土) 10:09配信

サライ.jp

文/印南敦史


「定年なんて、ずっと先のこと」と思っていたのに、ふと気がつけば、もうあと数年。ましてや「老後2000万円問題」が持ち上がったりすると、老後についての不安は瞬く間に現実味を帯びるものだ。

ファイナンシャルプランナーである『定年後に泣かないために、今から家計と暮らしを見直すコツってありますか?』(畠中雅子著、大和書房)の著者も、老後資金の準備は早くスタートする必要があると主張している。

準備を先送りにするほど老後資金は貯めにくくなるし、資金準備を確実なものにするためには、お金の基本的な知識や家計のやりくり方を身につける必要があるというのだ。

その際の重要なポイントは、自分の実力に見合った目標額を定めること。過度に高額な目標を掲げると、老後に至るまでの生活に無理な節約を強いる可能性が高いというのがその理由だ。

 実際に定年後の生活設計のご相談を受けていると、目標額が定まらない方が少なくありません。「3000万円あれば、足りますか?」「できれば7000万円くらい貯めたいんですけど」など、目標額で悩む方がたくさんいるのです。このような質問を受けた時に私は、「一般論で語られている金額を参考にしても意味がありません」と答えるようにしています。必要な老後資金額は、各家庭の「年間の赤字額」をもとに計算するものだからです。(本書「はじめに」より引用)

そこで、「家計の見なおし方」を解説した本書が役に立つわけである。とくに注目したいのは、第1章「老後資金、我が家の場合、結局いくら必要ですか?」で明らかにされている老後資金の目標額の求め方だ。

なぜならここで著者は、聞くに聞けない老後資金についての不安に答えてくれているからである。とくに冒頭の「老後の資金は3000万円ぐらい必要って本当?」という問いは、「老後2000万円問題」に直結するだけに興味深いところだ。

だが、老後資金は「最低でも3000万円必要」なのかという問題に対する返答は、「イエスでもあり、ノーでもあります」という意外なものでもある。

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最終更新:7/20(土) 10:09
サライ.jp

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