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今田美桜、急上昇女優1位 自然に泣き怒る演技が幸せ

7/20(土) 8:05配信

NIKKEI STYLE

2018年から19年にかけて、現在22歳の今田美桜が急成長。タレントパワー調査で前年からの伸びを比較した2019年版女優急上昇ランキングで1位に輝いた。

今田美桜、永野芽郁、杉咲花…タレントパワー「女優 急上昇ランキング」TOP20

日経エンタテインメント!が発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー サンドウィッチマン大躍進で初の1位」をご覧ください)

出身地の福岡で芸能活動をスタートした今田が、東京に場所を移してより本格的に女優業に挑み始めたのは16年の夏。17年からドラマや映画への出演が増え、18年は特に連続ドラマに恵まれた年となった。

まず大きな飛躍の場となったのは、18年4月期のドラマ『花のち晴れ~花男Next Season』だ。ツンデレな真矢愛莉役へのハマり具合は抜群で、一躍名が知られることに。初回放送時点で10万人に満たなかったInstagramのフォロワー数は、6月19日の第10話を迎える前に100万人を突破し、19年5月中旬時点では200万人以上。18年5月のタレントパワー調査でも急伸した。

「『花のち晴れ』でたくさんの方に知っていただき、そこからいろいろなお仕事のお話もいただくようになりました。こんなふうに注目していただくようになるとは、まったくイメージしていなかったので、びっくりしてます。特に驚いたのは、Instagramでフォローしていただいたこと。私はグラビアのお仕事もしてきたので男性のファンの方が多いのかなと思っていましたが、女性の方のコメントも多くてうれしいです。女性から好かれるのは、男性とはまた違った喜びがあります」

■役として生きられる女優に

18年7月期は、月9ドラマ『SUITS/スーツ』に中島裕翔が演じる大貴の悪友の妹・谷元砂里役で出演。小悪魔キャラの愛莉とはガラリと雰囲気が変わって、可憐で正義感が強い女性で、今田も「こんなにいい子でいいんだろうかと思った(笑)」と語る。第二の飛躍は、諏訪唯月役を演じた19年1月期の『3年A組―今から皆さんは、人質です―』だ。気が強く、他人を傷つけてしまう難しい役柄を熱演。19年2月のタレントパワー調査で数字を大きく伸ばした。

「この1年は本当にタイプの違う役を演じさせていただけたかなと思います。唯月を演じたときは『『花のち晴れ』の愛莉と、同じ子が演じていると気が付かなかった』とよく言われたんです。それがとてもうれしくて。唯月は気が強い役なので、私のことが嫌いになった人もいるみたいで(笑)。その反応も良かったなと思います。私ではなく、演じた役柄で見ていただけたということだと思うので。

どの役も、演じる難しさを感じました。愛莉は怒ったり笑ったりと感情の波のある女の子で、そういう役を演じるのは初めて。喜怒哀楽の表情や声、動作など、監督にアドバイスをいただき、本当に勉強になりました。唯月もかなり難しい役でした。まず、原作がないオリジナル作品なので、先の展開が分からない。唯月は、最初は菅田将暉さんが演じる先生に反抗的ですが、のちのちストーリーが進むと助けるようになります。自分はどのあたりから先生に心を開いていったらいいのか、常に考えながらの演技でした」

『花のち晴れ』と『3年A組』はともに学園を舞台にした作品であり、同世代の俳優と共演した。特に『3年A組』は、生徒役の1人ひとりが感情を爆発させるかのような芝居を見せ、“演技バトル”との声もあがった。同世代の俳優をどのように見ているのだろうか。

「同世代は高め合うというか、作品を作り上げるという1つのところに向かっていく仲間。『3年A組』のみんなは、舞台裏ではにぎやかで仲がいいんですけど、教室のセットに入った瞬間から空気が変わって、リハーサルから泣いているし、湧き上がる熱量がぶつかって芝居が進む感覚がありました。だからエネルギーの消耗が激しくて、運動しなくても体力がなくなるんだと実感しました(笑)。

もちろん役の個性の上ではあるんですけど、菅田さんがすべて全力で熱量のあるお芝居をしてくださるので、私たちも素直に先生の話を受けている感覚で、自然に涙が出てくるし、反発するときは怒る。私は教室の一番後ろに座っている役だったので、生徒のみんなの顔は見えないんですけど、後ろ姿から反応を見ることができたんです。すごく刺激を受けましたし、自分もあの教室の一員になれたことが幸せだったと感じています。

演じるうえでどのように感情を出せば良いのか、まだ決まった方法みたいなものはないんですが、空気感を感じて反応していくのが私の演技なのかなと思います。そういう現場を経験させていただいたのは、本当にありがたいです」

今田の挑戦は続く。6月14日に公開された映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』では、初めての吹替に挑戦。さらに、7月26日23時15分から放送スタートのドラマ『セミオトコ』(テレビ朝日系)に出演。デザイナー志望の専門学生、熊田美奈子を演じる。

「声だけのお芝居は初めてで、しかも私が声を担当したエージェントMを演じているテッサ・トンプソンさんはかっこいい女優なので緊張しました。これを機に、かっこいい女性の役を演じられるようになったらいいなと。今後の目標は幅広く、いろんな女性の役を演じられるようになること。そして、その作品の中に生きてると感じてもらえるような人になりたいです」

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2019年7月号の記事を再構成]

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最終更新:7/20(土) 8:05
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