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『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術』ミュシャのキラキラ世界にときめいちゃう♪

7/20(土) 22:40配信

集英社ハピプラニュース

7/13~9/29の間、Bunkamuraザ・ミュージアムでアルフォンス・ミュシャ本人の名作はもちろん、後世の国内外でミュシャに影響されたアーティスト作品約250点が展示されています 。ミュシャのキラキラ世界に触れてみてはいかがでしょうか。

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ミュシャのキラキラ世界に、 作家さんたちもときめいちゃうのはなぜ?

1.アルフォンス・ミュシャ『ヒヤシンス姫』 1911年 カラーリトグラフ ミュシャ財団蔵/(C)Mucha Trust 2019

19世紀末から20世紀初頭にパリで活躍し、アール・ヌーヴォーの旗手として名を成したアルフォンス・ ミュシャ。 この記事の後の作品は、すべてミュシャにインスパイアされた後世のアーティストによるものだけど、絵の雰囲気や、優美で繊細な線の美しさが本当によく似ているね。

「ミュシャは没後、いったん忘れ去られましたが、イギリスで大回顧展が開かれた1963年以降、ブームが再燃。サブカルチャーのグラフィックアーティストたちに多大なる影響を与えました。サイケデリックロックのLPレコードジャケットやポスターにミュシャのモチーフや、曲線的なデザインが描かれ、それがアメリカ西海岸で発生したヒッピー文化と共鳴して、世界に広がっていったのです」
と、教えてくれたのはミュシャ財団のキュレーター・佐藤智子さん。後にある3のスタンレー・マウスのポスターなんて、ミュシャのパクリかと思うほどそっくり。「これは1896年にミュシャが描いた『JOB』というポスターと構図が一緒で、色を変えています。マウスは『ミュシャ作品の精密な表現は、今なお私を驚愕させる』と語り、彼をとてもリスペクトしているのですよ」

2.山岸凉子 『真夏の夜の夢』「アラベスク」 (『花とゆめ』1975年4月9号 付録ポスター用 イラスト) 1975年 カラーインク・紙/(C)山岸凉子

実はこれに先駆け日本でも、明治時代の無名のデザイナーが、文芸誌の表紙に『JOB』そっくりの絵を描いており、当時の日本の文芸誌を並べると「どことなくミュシャ風」な表紙のオンパレードだとか。パリで学んだ洋画家たちが日本にミュシャを伝え、与謝野晶子の『みだれ髪』の表紙をデザインした藤島武二や一條成美など、多くの画家が影響を受けたらしい。

「当時は個人的な心理の動きや感情を率直に綴る文学が生まれたころ。そうした新しい文学のための 文芸雑誌の表紙を飾る絵として、ミュシャのテイストがフィットしたのですね」

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最終更新:7/20(土) 22:40
集英社ハピプラニュース

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