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ラバーガール・大水の“熱唱”でライブ幕開け「気持ちよく歌わせてもらった(笑)」<Interview>

7/20(土) 12:00配信

ザテレビジョン

ラバーガールが、オール新ネタによる全国ツアーの模様を収めたDVD「ラバーガールLIVE『お前ら愛してるぜ』」を7月24日(水)にリリースする。

【写真を見る】ラバーガールがコントの作り方などを語る中で、二人の関係性も見えるインタビューに

低温なやり取りながらも、確実に笑いを回収していく飛永翼と大水洋介のコントは唯一無二。職人技といえるコントの作り方や今ライブのテーマ、役者としての相方評など、二人の深部に迫った。

■ 見る人を選ばないツアーに

──本作のオープニングは、忌野清志郎さん風のロックミュージシャンに扮した大水さんが熱唱するシーンです。ド胆を抜かれました。

飛永:タイトルを「お前ら愛してるぜ」にしてしまったので、オープニングは何かしら期待されてるだろうなって勝手に頭を悩ませて。ジャケット撮影を先にしていたので、コントにも入れないと気持ち悪いかなぁというのが(決めた)順番ですね。

全部新ネタの全国ツアーは初めてだったので、勢いよく始めたいというのもあって、やっぱ歌うしかないと。

大水:シンガーとして、気持ちよく歌わせてもらいました(笑)。いつもの単独ライブはしっとり始めるんですけど、今回は「みんな今日はありがとね~」という感じで出ていったので、緊張はしなかったんですよ。笑わせるというか、歌いたい気持ちになったんで。

飛永:「笑わせたい」はなかったの?

大水:ないね、最初のネタに関しては。オープニングでワッとテンションを上げたので、引きずったまま(最後まで行けた)。だから、いつものライブより全体的にテンションが高いかもしれない。

――全体を通してのテーマを教えてください。

飛永:分かりやすさを考えましたね。家族連れで来る方もいるでしょうから、難しいこと、下ネタで笑えなくなっちゃうのは嫌だったので、分かりやすい言葉を選んだのと、あとは運搬にお金がかかるので、あんまりお金をかけないようにしようと。

大水:見る人を選ばないツアーでしたよね。きつい下ネタがないですし、安心して笑える内容になってるんで、家族みんなで見てください。

■ 大水のアドリブに今までにない良さ

――お二人の場合、ネタはどのようにして作っているんですか?

飛永:一言ずつ作る感じですね。「設定は何にしよう」ってゼロから考えて、せりふを二人で考えていく。僕らは同期で同じ年なんで、上下関係が最初からない。

昔は、僕が書いて持っていったこともあるんですけど、(大水は)何も言わず、パシャッとテーブルの上に置いて。「何か言ってくれよ」「そんなに良くなかったからしょうがない」って揉めたので、それなら何もない状態から始めた方が円満に進むなぁということで、こうなりました。

大水:15年とか(たちますが)そんな感じで。

飛永:大水さんが(ネタを)持ってきてくれてもいいんですよ。でも、ネタの準備はしないし、ペンもノートも持ってこない。携帯(電話)にメモしてるのかなぁと思ったら、スマホでゲームしてるし…。

大水:ペンは持っていくじゃん、さすがに(笑)。で、貸してるじゃん。(飛永に)貸したままだから、最近どんどん減ってきたし。

飛永:あぁ、そうだね。お互い(マイナス要素が)ありますね。

――収録されているコントで、これは「ハマった!」と思えるものはどれですか?

飛永:「ソファー」のネタは体力系なんですけど、その場のノリで大水さんがアドリブをやっていて、今までにやったことがない良さがありましたね。

そのアドリブが伸びる、伸びないで、各会場の盛り上がり度が分かるというか。盛り上がってないときは、「今日の大水さんは短いな」とか。

大水:盛り上がってないから、沸くまで続けようっていう逆もあるけどね。普段、ネタ中は笑ったりしないんですけど、このネタでは珍しく、素っぽい笑いを見せたりしましたね。そういうファンサービスじゃないけど…。

飛永:そういうの、聞きたくない(笑)。

大水:楽しんでやってます的な感情を出しました。一本ぐらいはそういうのがあってもいいのかなぁって、だんだん年とってきて(思うようになった)。やりすぎるとね、あざといんですけど。

■ 飛永、作家としても活動を

――それぞれ、役者としての相方を評価してください。

大水:(飛永は)普通の人が似合いますね、良くも悪くも。

飛永:「悪くも」は、言わなくていいよ。大水さんはそうだなぁ、ブレが少ないと思いますね。(コントは)人がやっているものなので、体調やその日の気分によって、元気だったりそうじゃなかったり、不安定ですけど、大水さんは変わらないのがいいところ。あと、先輩にも言われましたけど、カツラをかぶってるときより、素で出たほうが気持ち悪い(笑)。

――その先輩は誰ですか?

飛永:東京03の飯塚(悟志)さん。「変に扮装するより、普通でいる方が画が強い」って。

大水:「カツラをかぶると弱くなるね」って言われたんで、あぁ、そうかって発見がありました。

――最後に、今年下半期の展望、目標を聞かせてください。

飛永:ちょっと前にテレビでコントの作家として入らせてもらったんですけど、NHKのBSプレミアムで放送される渡辺謙さん主演のコント番組「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」(8月10日[土]夜10:00-11:30)に参加させてもらったんですね。すごく新鮮で、こういう仕事もできるんだっていう発見があったので、今後も作家業は、こっち(ラバーガール)に影響が出ない程度にやっていきたいなぁっていうのはありますね。

相方は10月に舞台があるので(「~崩壊シリーズ~『派』」)、その間は暇になっちゃうので、一人でもできることがあれば下半期はやっていきたいなぁというのがあります。

大水:その舞台もあるんですけど、ずっと出たいのは大河(ドラマ)。まだ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の後半の撮影に間に合いそうだから、アピールしていこうかなって思ってます。

飛永:朝ドラは達成したからね(※大水は2017年の連続テレビ小説「ひよっこ」に出演)。

大水:そう。したんで、次は大河で本格的な武士の甲冑とかを着てみたい。

飛永:じゃあ、「いだてん」じゃないね(笑)。

(ザテレビジョン・文=伊藤雅奈子)

最終更新:7/20(土) 12:00
ザテレビジョン

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