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コスト上昇で効果を失う、Facebookにおける流入裁定戦略

7/21(日) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

一部のパブリッシャーにとって、Facebookは必ずペイできる場所ではなくなった。

まとめ記事サイトを手がけるランカー(Ranker)とライフスタイルサイトを手がけるトピックス(Topix)は、トラフィックアービトラージ戦略を採用することで、長いあいだ大きな利益を上げていた。Facebook広告を購入してトラフィックを獲得すれば、その広告コストを上回る利益を得られたからだ。そして、Facebookが2018年1月に実施したアルゴリズムの変更によって、ニュースフィードでパブリッシャーのコンテンツの優先順位が下げられてしまったあとも、この戦略がパブリッシャーを守ってくれると考えられていた。確かに、しばらくはそのとおりだった。「2018年の1月から6月までは、実に素晴らしい状況だった」と、トピックスのCEOであるクリス・トーレス氏は述べている。

しかし、2018年6月以降、状況は悪化していく。ランカーとトピックスの両社は、Facebookでアービトラージ戦略から得られる効果が小さくなっていることに気がついた。

ランカーは2018年、Facebookで4000万ドル(約43億円)をかけて広告コンテンツを宣伝する計画を立てていた。だが、実際にはその半分の金額しか使わなかったとCEOのクラーク・ベンソン氏は述べている。その理由は、2018年6月初め、ランカーが宣伝した投稿のコストが一夜にしておよそ30%も増えたことにある。

同じ頃、トピックスもFacebookの広告購入で似たような問題に見舞われていた。トレス氏によると、Facebookが以前ほど頻繁に広告を承認しなくなったため、それまでと同じ数の広告を配信することが難しくなったという。「個別に状況を確認しなければならないというプレッシャーが強くなった。そのため、うまくいったケースを見つけて支出を抑えることが、以前より困難になった」と、トレス氏は述べている。

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最終更新:7/21(日) 12:01
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