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相撲編集部が選ぶ名古屋場所千秋楽の一番 遠藤(寄り切り)北勝富士

7/21(日) 21:45配信

ベースボール・マガジン社WEB

 千秋楽の午後1時から三賞選考委員会が開かれ、殊勲賞に友風、敢闘賞に照強、技能賞に炎鵬と遠藤の受賞が決まった。

 友風、照強、炎鵬の3人は今場所を大いに盛り上げたので当然。西2枚目の遠藤は14日目まで9勝で、二ケタの条件が付くかと思われたが、「四つ身のうまさが際立った」(境川親方)と無条件での受賞となった。

 その遠藤は千秋楽、西筆頭で9勝している北勝富士と対戦。後から取る小結の阿炎が勝ち越せば、三役の座は1つしか空かないので、三役を懸けた勝負となり、この日一番の熱戦となった。

 立ち合いから突き起こして前に出る遠藤。北勝富士も俵に足が掛かってから逆襲し、遠藤も右に回り込んでしのぐ。さらに北勝富士が右おっつけを効かせて攻め込み、遠藤は弓なりになってこらえる。右を差して持ちこたえた遠藤は、左からおっつけながら土俵中央に戻し、さらに圧力をかける。遠藤は北勝富士の一瞬の引きを見逃さず、一気に前に出て二ケタ勝利を挙げた。

「(10勝は)そんなに考えていなかった。しっかり一日一番に集中して取りきれたかなと思います。今日も相撲だけに集中して挑めた」と遠藤。昨年夏場所の新小結の場所はケガで途中休場となっただけに、秋場所では本領を発揮してもらいたい。

 阿炎が立ち合い変化で勝ち越しを決めたため、敗れた北勝富士は西筆頭の9番で、東筆頭にスライドとなりそう。これまでも番付運が悪かったが、またも運の悪さに泣かされることに。

 優勝は予想どおり鶴竜がすんなりと決めた。両横綱による優勝争いで、引き締まった場所のように見えるが、4大関の休場で、特に終盤は盛り上がりに欠けてしまった。次の秋場所は上位力士が元気に出場してくれることを願っている。

文=山口亜土

相撲編集部

最終更新:7/21(日) 21:45
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