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キウェテル・イジョフォー初監督作『風をつかまえた少年』本編映像 MISIA、鈴木福らのコメントも

7/21(日) 11:04配信

リアルサウンド

 『それでも夜は明ける』キウェテル・イジョフォー初監督作『風をつかまえた少年』の本編映像が公開された。

【写真】星野ルネの漫画エッセイ『アフリカ少年が風をつかまえた少年を見た結果』

 本作は、23カ国で翻訳されたベストセラーを映画化した人間ドラマ。2001年、アフリカの最貧国マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。

 公開された本編映像は、主人公ウィリアムが初めての制服に大喜びする様子を捉えたもの。主人公ウィリアムが、セカンダリースクール(日本でいう中学校)への入学が決まり、生まれて初めて制服を身にまとうシーンだ。屋根の上に登り大工仕事を手伝っていたウィリアムは、母から「家に入る前に体を洗いなさい」と促される。井戸から水を汲みあげ、藁で囲まれた青空の下のシャワールームへ。髪の毛や足の裏に石鹸をつけ軽石でこすり、砂埃をしっかりと洗い流していく。そして部屋に戻ると、なんとベッドの上にはきれいにたたまれた真新しい制服が。早速、全身着替えて大喜びで「父さん! 父さん!」と家の外に駆け出すと、サプライズに成功して嬉しそうな父(キウェテル・イジョフォー)がウィリアムを抱きしめて出迎える。

 また、各界の著名人から、本作への絶賛・応援コメントも到着。アフリカの途上国の子どもたちの教育問題に対し支援活動を行ってきたMISIA(歌手)は「『教育は、学びは、未来への希望』初めてアフリカを訪れた際に、私も感じたことです。(中略)この夏、絶対に観て欲しい映画です」と寄せたほか、当時14歳のウィリアムと同世代で、今月本人の来日時には対談イベントも行った鈴木福(俳優)からは「今日本で不自由なく学ぶことが出来て、暮らせている自分がどれだけ幸せ者かがよくわかる作品でした」とコメントが寄せられている。

 さらに、Twitterから話題になり書籍化もされた『まんがアフリカ少年が日本で育った結果』の作者で、カメルーン生まれ兵庫育ちの星野ルネが、本作へ特別に漫画エッセイ『アフリカ少年が風をつかまえた少年を見た結果』を寄稿。図書館で見つけた一冊の本をきっかけに、村の窮地を救う大胆な解決策を思いついたウィリアム少年に、自身の「図書館に通い詰めた経験で人生観が変わったから、共感が大きい」という思いを持ったルネ。最後にはオチの効いた、あざやかなアフリカン・カラーも爽やかな漫画エッセイとなっている。

【著名人コメント一覧】
■木村草太(憲法学者)
知らないことを学ぶことは楽しく、そして、未来をつくる。
そんな学びの原点を思い出させてくれる映画だ。
マラウイについて少し知ることができて、いま私はとても嬉しい。

■鈴木福(俳優)
飢餓に苦しみながらも、マラウイのみんなを助けたいという気持ちに友達、家族、みんなが協力すれば本当に奇跡が起きるというこの物語が事実ということにも驚いています。
今日本で不自由なく学ぶことが出来て、暮らせている自分がどれだけ幸せ者かがよくわかる作品でした。

■藤原和博(教育改革実践家/『僕たちは14歳までに何を学んだか』著者)
日本では電気は水道のようにいつでも利用できるし学校は当たり前の存在だ。でも「風をつかまえた少年」の主人公の村には電気がこなかったし、学校にも行けなかった。だから独学して自転車の廃材で発電機を自作した。勉強の原点がここにある。

■MISIA(歌手)
未来への希望が満ち溢れた映画。 
少年は、学び知ることで、希望と未来をつかまえました。
『教育は、学びは、未来への希望』初めてアフリカを訪れた際に、私も感じたことです。あれから10年以上子どもたちの教育のサポートを続けていますが、10年後の成長した子ども達を見て、それは確信へと変わっています。
また、それはアフリカの子どもたちに限ったことではなく、私たち自身にとっても、そうなのだと思います。
この夏、絶対に観て欲しい映画です。

■茂木健一郎(脳科学者)
この映画には風が吹いている。冒頭の美しいシーンから惹きつけられ、魅惑へと運ばれていく。アフリカのまだ見ぬ国に旅をして親友を見出したような不思議な感動。学びのよろこび、意味を描いて完璧な作品である。

■安河内哲也(東進ハイスクール・東進ビジネススクール 英語科講師)
見た後に無性に学びたくなる!やる気が出る傑作。日本では見えにくくなってしまった「何のために学ぶのか」がとてもよくわかる。CGやアクションに満ちた超大作も良いが、若者にはまずこの作品を見てほしい。

■ヨシダナギ(フォトグラファー)
食料と安全の確保、そして周囲の理解。
それらの条件が揃ってはじめて教育は根づく。
到底簡単なことではない。
しかし、苦難を乗り越えるために必要な好奇心や探究心は教育にこそ育まれる。
この映画はそのことを丁寧に教えてくれる。

■米村でんじろう(サイエンスプロデューサー)
物も情報も限られた中で、創意工夫をし実現させた「風をつかまえた少年」。
その少年の作り出した成功という風は、重々しい貧困問題を抱えた中で希望となり、世界中に吹き渡っていくことだろう。

(リアルサウンド編集部)

リアルサウンド編集部

最終更新:7/21(日) 11:04
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