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来週(7/22~26)の日経平均株価の予想レンジは、2万1100~2万1700円! アマゾンやフェイスブック信越化学工、日本電産など、注目銘柄の決算に注目!

7/21(日) 20:15配信

ダイヤモンド・ザイ

今週の日経平均株価は下落、
一時は2万1000円を下回る局面も! 
 今週(7/16~19)の日経平均株価は下落しました。トランプ大統領が追加関税を示唆したことで中国が反発し、米中貿易摩擦を巡る先行き懸念が強まる中、日経平均株価は25日移動平均線と75日移動平均線という2本の下値支持線を割り込み、約1カ月ぶりに2万1000円を下回る局面も見られました。

【詳細画像または表】

 ただし7月18日は、400円を超える大幅下落にもかかわらず、出来高は12億株台、売買代金は2.1兆円と辛うじて2兆円を上回った程度であり、一気にポジションを圧縮するといった狼狽売りではなく、薄商いの中でじりじりと下げ幅を広げた格好でした。

 7月19日には、前日の米国市場におけるマイクロソフトの好決算や半導体株の上昇が安心感につながり、前日の下落部分を埋める形での自律反発を見せています。

 2万1000円を割り込んだことでいったんは底打ちも意識されますが、これまで下値支持線として働いていた25日移動平均線、75日移動平均線の2本が上値抵抗線に変わっていますので、“戻り待ち”をしている投資家の売り圧力には警戒が必要です。

来週は、日米で決算発表が本格化! 
信越化学工業や日本電産、東京エレクトロンの決算は要チェック! 
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1100円 ~ 2万1700円
 
 来週(7/22~26)は、日米ともに決算発表が本格化しますので、決算内容を手掛かりとした個別物色に向かいやすいでしょう。

 具体的には、信越化学工業(4063)、日本電産(6594)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)の決算が市場の“センチメント”に影響を与えることになりそうなので、決算後の流れを見極めたいところです。その他、米国市場では、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、フェイスブック(FB)、キャタピラー(CAT)などの決算が予定されています。

 経済指標では、米国の7月リッチモンド連銀製造業指数、7月製造業PMI(速報値)、 6月耐久財受注、4-6月期GDP(速報値)などが注目されます。これらが良好な結果となると、7月末に控えている米連邦公開市場委員会(FOMC)において利下げ期待が後退し、米国市場の懸念材料になる可能性があります。利下げ期待の後退は、為替市場でのドル高/円安の要因になりますが、米国市場の影響を受けやすい状況なので、日本市場への影響も避けられないでしょう。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
クックビズが+42.48%で値上がり率トップ! 
 今週の値上がり率ランキング1位は、クックビズ(6558)です。クックビズは、2019年11月期第2四半期決算を発表。営業利益が前年同期比129.5%増の1.32億円で、通期計画に対する進捗率が65%と高いことが材料視されました。

 2位は、サイバーステップ(3810)。2019年5月期決算は、営業利益が前年同期比70.9%減の1.81億円でしたが、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」のサービスにおいて重要な要素である、景品の配送、保管に係るコストの削減が想定より進んだことにより、従来予想を上回りました。また、2020年5月期の営業利益が175.6%増の5億円を見込んでいることが材料視されました。

 3位のユーピーアール(7065)は、通期業績予想の上方修正を発表しました。運送会社では、バラ積みが敬遠されてパレット輸送が急拡⼤する傾向が続いていますが、10月の消費増税を前にパレットの駆け込み需要が増加しているようです。

 4位は、レイ(4317)。第1四半期決算は、営業利益が前年同期比4.6倍の2.6億円と、上期計画の1.6億円を大幅に上振れて着地しました。広告ソリューション事業、テクニカル事業において、TVCM制作の受注が堅調となりました。通期計画に対する進捗率も40%と高いです。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位はRPAホールディングス(6572)で、第1四半期での2ケタ減益決算が嫌気され、ストップ安を交えての下落となりました。売上拡大に向けた人材採用や事業開発などの先行投資により、利益水準が低下したことが影響しました。

 2位のエスケイジャパン(7608)は、第1四半期決算を嫌気する動きが出ました。営業利益が0.8億円、前年同期比55.4%減と大幅減益だったことから、ストップ安を交えての下落となりました。

 ■今週の値上がり率トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +42.48
 クックビズ(マザ・6558)
 2
 +37.42
 サイバーステップ(東2・3810)
 3
 +36.95
 ユーピーアール(東2・7065)
 4
 +29.84
 レイ(JQ・4317)
 5
 +26.77
 インターアクション(東1・7725)

 ■今週の値下がりワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -27.31
 RPAホールディングス(東1・6572)
 2
 -26.66
 エスケイジャパン(東1・7608)
 3
 -23.62
 チームスピリット(マザ・4397)
 4
 -23.44
 モブキャストホールディングス(マザ・3664)
 5
 -20.57
 リミックスポイント(東2・3825)

 ■今週の出来高トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 327,933,700
 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
 2
 301,792,900
 音通(東2・7647)
 3
 153,890,300
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 4
 90,242,000
 曙ブレーキ工業(東1・7238)
 5
 76,118,400
 ヤフー(東1・4689)

【来週の主要イベント】
日米決算や「米4-6月GDP」「ドラギECB総裁会見」に注目! 
 <7月22日(月)>
◆黒田東彦日銀総裁 発言
◆決算発表:コーエーテクモホールディングス(3635)、オービック(4684)
◆決算発表:ブラウン・アンド・ブラウン(BRO)、ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)、ハリバートン(HAL)

 <7月23日(火)>
◆決算発表:東京製鐵(5423)、タツタ電線(5809)、FDK(6955)、信越ポリマー(7970)、キヤノンマーケティングジャパン(8060)
◆米5月住宅価格指数
◆米7月リッチモンド連銀製造業指数
◆米6月中古住宅販売件数
◆決算発表:バイオジェン(BIIB)、カーライル(CSL)、ハーレーダビッドソン(HOG)、アイロボット(IRBT)、ロッキード・マーチン(LMT)、テラダイン(TER)、テキサス・インスツルメンツ(TXN)、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)、ビザ(Ⅴ)

 <7月24日(水)>
◆5月景気一致指数/先行指数
◆第5回 無電柱化推進展(東京ビッグサイト 26日まで)
◆決算発表:信越化学工業(4063)、サイバーエージェント(4751)、日本電産(6594)、アドバンテスト(6857)、キヤノン(7751)、ジャフコ(8595)
◆独7月製造業PMI(速報値)
◆独7月サービス部門PMI(速報値)
◆米7月製造業PMI(速報値)
◆米7月サービス部門PMI(速報値)
◆米6月新築住宅販売件数
◆決算発表:ボーイング(BA)、キャタピラー(CAT)、フォード・モーター(F)、フェイスブック(FB)、ナスダック(NDAQ)、ノースロップ・グラマン(NOC)、PG&E(PCG)、ザイリンクス(XLNX)、ゼロックス(XRX)

 <7月25日(木)>
◆6月企業向けサービス価格指数
◆決算発表:日清製粉グループ本社(2002)、エムスリー(2413)、イーブックイニシアティブジャパン(3658)、中外製薬(4519)、ソフトバンク・テクノロジー(4726)、ディスコ(6146)、日立建機(6305)、富士電機(6504)、オムロン(6645)、富士通(6702)、日産自動車(7201)、ネットワンシステムズ(7518)
◆独7月IFO企業景況感指数
◆欧州中央銀行(ECB)政策金利
◆ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
◆米6月耐久財受注
◆決算発表:アフラック(AFL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)、コムキャスト(CMCSA)、インテル(INTC)、MGMリゾート・インタナショナル(MGM)、ベリサイン(VRSN)

 <7月26日(金)>
◆7月東京都区部CPI
◆決算発表:MonotaRO(3064)、東映アニメーション(4816)、キーエンス(6861)、東京エレクトロン(8035)、日本テレビホールディングス(9404)、NTTドコモ(9437)、マネックスグループ(8698)、幸楽苑ホールディングス(7554)、日東電工(6988)
◆米4-6月期GDP(速報値)
◆決算発表:グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー(GT)、マクドナルド(MCD)、ツイッター(TWTR)

【来週の注目銘柄】
決算発表の本格化を受け、業績に安心感のある銘柄を選定
 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

 システナ(2019年7月19日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東1・2317
 1845円
 35.0倍
 8.86倍
 第1四半期における進捗率の低さは想定内
独立系システムインテグレータです。株価は2015年以降、強いトレンドが継続しており、現在も最高値圏での推移をみせています。過熱感が警戒されるところですが、四半期ごとの売上と営業利益の成長が表れています。第1四半期は相対的に低い数字が出る傾向があるため、決算後、一時的に下落する局面では押し目を拾うスタンスになるでしょう。なお、5月に発表した2024年3月期を最終年度とする中期5カ年計画では、売上高1010億円、営業利益152億円、生産性を20%向上することを目標としています。

 グリムス(2019年7月19日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 卸売業
 JQ・3150
 2000円
 21.0倍
 5.87倍
 今期5期連続で営業最高益を計画
一般家庭から工場、オフィスなどの幅広い顧客を対象に、エネルギーに関する幅広い商品・サービスを提供しています。足元の業績を見ると、2019年3月期は、売上高が14期連続増収、営業利益は4期連続で最高益を更新しています。2020年3月期は、エネルギーコストソリューション事業で若干の減益を見込んでいますが、スマートハウスプロジェクト事業で16.8%増、小売電気事業で34.6%増益を見込んでいます。株価は、5月半ばに付けた安値1547円を底値に、リバウンドが継続しています。

 グレイステクノロジー(2019年7月19日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 業
 東1・6541
 2835円
 79.9倍
 27.04倍
 業績の観測報道が出て、リバウンド基調が強まる
2019年4-6月期の単独営業利益は、前年同期と比べて約5倍の1.5億円強になるとの観測が報じられ、足元でリバウンド基調が強まっています。単価の高い家電メーカーなどに向けた大口受注を確保し、利益を押し上げたようです。6月の高値である2985円に接近していますが、これをクリアしてくると、需給状況は大きく改善するでしょう。

 【※今週のピックアップ記事! 】
⇒「5G/IoT」関連の「隠れたお宝銘柄」を探せ!  「KIMOTO」や「大真空」など「5G/IoT関連銘柄」として、これまで注目度の低かった5銘柄を紹介! 

 ⇒「楽天ペイ」が最強のキャッシュレス決済サービスに!  2020年春に「Suica」との提携が決定し、電車やバスで使えるようになる「楽天ペイ」の利便性が大幅アップ! 

ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

最終更新:7/26(金) 20:45
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