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「現代化されたヴィンテージ」:米・リセール市場 、急拡大のさきに何が来るか?

7/22(月) 9:01配信

DIGIDAY[日本版]

リセールプラットフォームが盛り上がりをみせている。7月初旬、ナイキ(Nike)は、「ベッツィー・ロス・フラッグ(betsy ross flag)」と言われる米国独立当時の星条旗を刺繍であしらったAir Max 1の販売を中止した。そして例に漏れず、このスニーカーへの関心は爆発的に高まっている。スニーカーのリセールサイト、ストックX(StockX)では現在、このAir Max 1を手に入れようとする人たちが、1足2700ドル(約29万円)以上もの入札価格を提示しているのだ。また6月28日には、高級ブランド品のリセールサイトを運営するリアルリアル(The RealReal)が、ナスダックに華々しく上場を果たした。

ストックXが先日、新たに1億1000万ドル(約118億円)の資金を調達したことや、今回のリアルリアルの上場は、かつてはニッチだと考えられていた分野の小売業が成長してきている表れだ。ここ数年でリセールプラットフォームは多くの人たちの注目を集めるようになり、小売業界の次なるビッグウェーブはリセールに違いないと考える人たちも出てきているほどだ。全米小売業協会(The National Retail Federation)によれば、米国だけでも2019年にはリセール小売業の売上高が3.8兆ドル(約408兆円)にのぼると予想されているという。新しいプラットフォームの登場は、リセール業界の急成長を示す良い例ではあるが、それでも大手小売と本当の意味で競合できるようになるには、まだまだ課題が待ち受けていると言えるだろう。

リセールは、目新しいものではない。というのも、すでに購入した商品をガレージセールで売ったり、リサイクルショップ、ヴィンテージストアに売ったりということは、何十年も前から行われてきたからだ。eBay(イーベイ)などのサイトも、中古品を現金化する手段を個人の売り手にもたらした。不用品の寄付を受け付けて販売するグッドウィル(Goodwill)がその活動をはじめたのは、1902年のことだ。ジェーン・ハリ&アソシエイツ(Jane Hali & Associates)のリサーチアナリスト、ジェシカ・ラミレス氏は、このところのリセールスタートアップの活発化を「現代風にアップデートされたヴィンテージ」と表現する。「リセールビジネスが、外装を綺麗にした」と、同氏はいう。

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最終更新:7/22(月) 9:01
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