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「話し方」ひとつで印象が変わる。良寛さんが残した3つのことば

7/22(月) 6:31配信

ライフハッカー[日本版]

『一日一戒 良寛さん──清々しい人になる90の教え』(枡野俊明 著、自由国民社)の著者は、曹洞宗徳雄山建功寺住職、多摩美術大学環境デザイン学科教授、庭園デザイナー。

過去にも『リーダーの禅語』(枡野俊明著、三笠書房)など数冊をご紹介したことがありますが、新刊である今作のテーマは「話し方」。

その根底にあるのは、話し方こそ、人に好印象を与えるための重要な要素だという考え方です。

そして、「話し方のコツはどこにあるのだろう?」と考え続けた結果、行き着いたのは良寛さんの存在だったのだとか。

ご存知のとおり、日本人にとってもっとも馴染みが深く、多くの人に愛されてきた禅僧。そんな良寛さんは、90もの「戒語」を残していたというのです。

90の戒語をじっくり読み返してみて、驚きだったのはひとつとして古びているものがないことでした。遠くときを隔てた現代にも、みごとに通用するものばかりなのです。

むしろ、言葉が軽く扱われ、話し方が野放図になっている「いま」に向けて、泉下の良寛さんが警鐘を鳴らしているとしか思えないほど、その一つひとつがみずみずしい時代性をもっています。(「はじめに」より)。

そこで本書では、日常のさまざまな場面、局面で活用できる良寛さんのことばを著者が厳選しているわけです。

きょうは第5章「良寛さんの自戒20話『伝え方』ひとつでいい結果に変わる」のなかから、3つのことばをピックアップしてみたいと思います。

学者然とした話し方

対話は“講義”ではありません

「~然とした」という表現は、「いかにも~のような」という意味。たとえば「学者然とした」といえば、「いかにも学者のような」ということになるわけです。

ところで学者、とりわけ教壇に立つ学者の仕事は、いうまでもなく学生を教えることです。その位置関係には“教える側”と“教えられる側”という、厳然たる区分けがあります。

ですからそれが身についていると、通常の対話においても無意識のうちに、教える側の位置に立って話すことになったりするもの。

つまり一方的に、多少なりとも「上から目線で話す」というかたちになってしまいがちだということです。

しかしそんな場合、対話相手は教えられる側ではないのですから、いい気分はしないはずです。「あなたに、教え、諭される筋合いはない」と思われても仕方がないということ。

また、理詰めの語り口も学者の特徴かもしれません。それが講義であったとしたら理詰めの展開も当然でしょうが、日常の対話で同じようなことをされたら、相手が窮屈に感じたとしても不思議はないわけです。

ユーモアやウィット、冗談や軽口など、“あそび”がない対話ほど無味乾燥でおもしろみのないものはないもの。そして最近は笑いを誘ったり、どっと沸かせたりする巧みな講義の話術を心得ている学者も増えています。

そんな時代だからこそ、「学者然」とした方々も、そろそろ話し方を変えてみる頃合いではないかと著者は記しています。(172ページより)

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最終更新:7/22(月) 22:51
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